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スキップしたい心理を逆手に取った、自動車メーカーのプレロール広告が面白いと評判

 本編が始まる前に数秒~十数秒の広告ムービーが再生される、いわゆる「プレロール広告」はネットユーザーの間ではあまり評判はよろしくないわけだが、それを逆手に取った自動車メーカーのプレロール広告が海外で話題だ。内容はというと、車をドライブさせている男性が画面の隅に表示された「Skip Ad」ボタンを連打することに気を取られ、あやうく通行人を轢きかけたところで自動ブレーキ装置が働いて事なきを得るというもの。つまり自動車に搭載されている自動ブレーキ装置の安全性をPRするための広告だったわけだが、プレロール広告が嫌いな視聴者であれば確実にクリックするであろう「Skip Ad」ボタンを逆手に取り、注目を集めさせる手法はなかなかユニークだ。単体の動画として公開されることがないゆえあまり評判にならないこれらプレロール動画だが、今回は出稿先であるYouTubeごとキャプチャしたものが他の動画サイト経由で評判になるという、一風変わった経緯をたどっているのも面白い。