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Kickstarter史上2番目の高額を集めたプロジェクト、2年経っても製品が届かず司法局が調査へ

 クラウドファンディングといえば、プロジェクトが途中で破綻して結果的に泣き寝入りになることも少なくないわけだが、その規模があまりに巨大かつ対応が不誠実だと、消費者を保護するために当局が動かざるを得なくなる。いま海外でそんな展開を迎えつつあるのが、Kickstarterで行われていた多機能クーラーボックス「Coolest Cooler」のプロジェクト。Kickstarter史上2番目となる多額の資金を集めたこの製品、プロジェクトそのものは2014年8月に成立したにも関わらず、いまだに製品が届かないという消費者からのクレームが315件も寄せられたことで、オレゴン州の司法局が調査を始めたのだとか。実はこの製品、原価の上昇によって生産が困難になったと説明する一方、クラウドファンディング発の製品を扱う「Amazon Launchpad」で当該製品の販売を行っていたりと、支援者にとっても不可解な動きを行っていることから、司法局も重い腰を上げざるを得なくなった模様。事のあらましはスラドで紹介されているが、日本でも当時クラウドファンディングの成功事例として話題になったプロジェクトなだけに、どのような結末を迎えるのかは気になるところだ。