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ネットユーザーが絶賛、「本物の偽薬」を販売する自称“製薬会社”の取り組み

 ネットの一部で「プラセボ製薬」なる企業がいま注目を浴びているのはご存知だろうか。昨年設立されたこの会社、AmazonやYahoo!ショッピングなどで主力商品「プラセプラス」を販売しているのだが、この製品、名前からわかるようにプラシーボ効果を狙った、いわゆる「偽薬」。主成分はでんぷんで、医薬品としての効果は一切ない食品の一種であり、ウェブサイトにも「社名から医薬品を製造している会社を想像されるかもしれませんが、そうではありません」との但し書きがある。ジョークサイトのようでありながら実際に製品を販売しているというそのギャップに注目したユーザーが紹介したことで、はてなブックマークやTwitterなどで好意的なコメントとともに社名が拡散し、認知度が急速に高まりつつあるのが今の状況。すでに発表済みの製品やサービスが何かをきっかけに知名度を上げることはよくあるが、まさしくその典型例だ。ある意味でビジネスモデルとしても斬新なだけに、これを機会に知っておくのも悪くなさそうだ。

◇プラセボ製薬株式会社
http://placebo.co.jp/
◇プラセプラス(プラセボ製薬)
http://placebo.co.jp/merchandise/placeplus/

(tks24)