やじうまWatch

■ 拡張現実で家具の設置をシミュレートするIKEAの試み

　「DesignWorks」で、拡張現実（AR）の興味深い事例が紹介されていた。これはIKEAが発行するカタログ「IKEA Augmented Catalogue」に同梱されるマーカーを使ったもので、家具を設置したい場所にマーカーを置き、そこをiPhoneで眺めることにより、画面内に家具が表示されるというものだ。詳しい出典は不明で（どうやらユーロ圏のカタログのようだ）、日本国内では利用できないようだが、拡張現実の応用例として非常に興味深い。ちなみにIKEAはiPhoneアプリでもカタログの配信を行うなど、以前からこちらの方面では積極的に展開を図っており、今後どのようなアイデアを具現化してくれるかにも注目だ。

◇拡張現実で変る家具選び「IKEA Augmented Catalogue」（DesignWorks）
http://designwork-s.com/article/135640967.html
◇IKEAのiPhone版カタログ（YouTube）
http://www.youtube.com/watch?v=rzYxtc5F1s4

■ 数十年後の未来を描写したショートショート「twitterと僕」

　はてな匿名ダイアリーに「twitterと僕」と題したショートショートが投稿されていた。twitterというWebサービスをきっかけに変わった未来の世界に暮らす「僕」の日常を切り取った一編だ。どこか村上春樹を思わせる語り口調は、なにか大きな事件を描くわけではなく淡々と進行し続ける。物語が幕を下ろす最後の2行は、未来を描いたものでありながら、現在の日常との共通項を示唆しているようで趣を感じさせる。物語という非現実を通じて、まだ見ぬ未来から現在を振り返ってみるという試みはわるくない。

◇twitterと僕（はてな匿名ダイアリー）
http://anond.hatelabo.jp/20091216120348