ニュース

ISP向けメールシステムの漏えい情報を悪用したフィッシングメールを確認、フィッシング対策協議会が注意喚起

BIGLOBE、ニフティなど漏えい対象のサービス利用者はパスワードの変更を

 国内ISPから漏えいした認証情報(ID、メールアドレス、パスワードなど)を不正利用して送信されたとみられるフィッシングメールが確認されているとして、フィッシング対策協議会が緊急情報を公開した。フィッシングサイトは6月26日15時時点で稼働中であることが確認されている。

 6月23日に、KDDI株式会社が提供するISP事業者向けメールシステムへの不正アクセスが明らかになり、次の6事業者のメールサービスが影響を受け、最大1422万件の情報が漏えいした可能性がある。本件のフィッシングメールは、この情報を悪用して送信されたとみられる。

  • 株式会社STNet(ピカラ光サービス、ピカラモバイルサービス、お仕事ピカラサービス)
  • 株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ(レンタルサーバー「CPI」のメールサービス)
  • JCOM株式会社(J:COM NET、およびケーブルテレビ事業者向けメールサービス)
  • 中部テレコミュニケーション株式会社(コミュファ光、ビジネスコミュファ)
  • ニフティ株式会社(@niftyメール)
  • ビッグローブ株式会社(BIGLOBEメール)

 フィッシング対策協議会は、利用しているISPやメールサービスのホームページ上の注意喚起やニュースを確認し、漏えい対象のサービスを利用している場合は、メールアカウントが乗っ取られる可能性があるため、速やかにサービスのパスワード変更を行うよう求めている。

 また、利用しているサービスからメールなどで連絡が来た場合は、既に登録済みのアプリやブラウザーのブックマークからサービスへアクセスして設定するなど、便乗したフィッシングにも注意するように呼びかけている。

フィッシングメールの件名とサイトのURL

 フィッシングメールの件名は、次のものが確認されている。なお、これ以外の件名が使われている可能性もある。

  • 【重要】VISA力一ド ご利用制限のお知らせ
  • 【重要】お客様のAmazonアカウントが一時的に制限されています
  • 【重要】アカウントが一時的に制限されています
  • 【Amazon.co.jp】お支払い方法の確認が必要です — アカウント利用制限中
  • 【Amazon.co.jp】お荷物の配送に問題が発生しました
  • お荷物の配送状況に関するご連絡
  • お荷物の配送に問題が発生しました
  • 荷物のお届けに問題がございます
  • お届け予定の荷物に問題が見つかりました
  • お届け中の荷物に異常が確認されました
フィッシング対策協議会の緊急情報より。フィッシングメールの例

 フィッシングメールからのリンク先となるURLは、以下のもののほか、多くのドメイン・URLが確認されている。

https://visa.●●●●-haixing.com/
https://ezweb.zh●●●●.com/
https://amazon.●●●●.com/
https://amazon-service●●●●teiegream.com/
https://my-amaz.●●●●.com/
https://myamazon.●●●●.com/
https://asazon.zh-●●●●.com/
https://claudeai.●●●●.com/
https://openai.●●●●.com/
https://www.sdga●●●●.com/

フィッシング対策協議会の緊急情報より。フィッシングサイトの例