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消費者庁、希少な商品を安く販売すると見せかける偽通販サイトに注意喚起、サイト名とドメイン名を公表

偽の通販サイト「竜の野」の表示例(消費者庁の資料より)

 消費者庁は8月4日、限定品などの希少性の高い商品を通信販売サイトで注文し、代金を支払ったものの商品が届かない、という相談が全国の消費生活センターに数多く寄せられているとして注意を呼びかけている。

 同庁は注意喚起に合わせて、消費者安全法の規定に基づき、当該の偽通販サイトの名称とドメイン名を公開した。挙げられているドメイン名は一例で、複数確認されているといい、これ以外のドメインで運営されている可能性もある。なお、事業者の実体は不明だとしている。

  • 竜の野(ksbxk.domshtor.sa.com/zqoa.veenew.ru.com)
  • STORE専門ショップ(fest.andster.rest)
  • Sie市場店(msharf.segalcbt.ru.com/xsca.hansins.ru.com)

偽通販サイトの手口

 偽通販サイトでは、限定品のゴルフバッグや入手困難なゲーム関連グッズ、絶版の書籍といった希少性の高い商品の販売ページが公開されている。通常の店頭販売価格などの相場よりも安く設定したり、偽通販サイト内の通常販売価格から大幅に値引きされているように装ったりすることで、格安で購入できると思わせる表示にしている。

 消費者は、偽通販サイトで商品を選択し、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、支払い方法などを入力して注文・支払いを完了させる。支払い方法は、口座振込、コンビニ払い、クレジットカード払い、PayPayが指定されており、代金支払い後、数日以内に発送手続きを行うという旨のメールが届く。

 注文後数日が経過すると、偽通販サイトの事業者から「【至急】返金手続きに関するご連絡」 といった件名のメールが届き、商品が欠品のためキャンセルするとし、返金手続きのためにLINEの友だち追加を求めてくる。

 一部の消費者は、LINEのトークやビデオ通話を求められ、返金のためのやり取りを行ったが、事業者は直ちに応じず、端末を遠隔操作させてほしいといった不審な要求を受けたという。

被害を防ぐためのアドバイス

 消費者庁は、こうした偽通販サイトの被害を防ぐために以下のアドバイスを行っている。

注文しようとしているサイトをよく確認する

 注文しようとしているサイトの表示を見て、次の内容に1つでも当てはまる場合は注意する。

  • 極端に安い販売価格となっている
  • サイト内の日本語が不自然である
  • 日本国外のドメインが使用されている
  • フリマサイトなどの画像や説明文が転用されている
  • サイト名や事業者名を検索すると、偽サイトに関する情報が掲載されている

商品代金の振込口座が個人名義になっている場合は注意する

 個人間取引ではない場合に、個人名義の口座への前払いでの振込を指定されたときは、すぐに振り込まず、不安な場合は家族や知人などの誰かに相談するなど、信用できるかを慎重に検討する。

返金手続きなどで複雑な操作が要求されても、スマホの操作を他人に委ねない

 本件では、消費者が商品欠品の理由による返金手続きのために、LINEの登録を求められ、スマートフォンの遠隔操作を要求された事例も確認されている。よく知らない相手に対して安易にスマートフォンの遠隔操作を許可したり、よく分からない指示に従って操作したりするのはやめる。

トラブルに遭ってしまったら消費生活センターなどに相談する

 偽通販サイトで商品を注文してしまった、注文した商品が届かないなどのトラブルに遭ってしまった場合は、すぐに近くの消費生活センターや、消費者ホットライン「188(いやや!)」などに相談する。