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ネット通販のセールで模倣品や粗悪品が届くトラブルが発生中! 国民生活センターが注意喚起

 独立行政法人国民生活センターは、ネット通販の冬物商品セールにおいて、模倣品や粗悪品のトラブルが発生しているとして注意喚起を行っている。

 相談事例として、「SNSの広告でブランドジャケット2着まとめ買いセールとあったが、届いた商品は偽物でサイズと色も違った」「ネット広告でブランド品のダウンジャケットを格安で購入したが偽物の粗悪品だった」「SNS広告を見て大手電機メーカーが開発したという暖房器を購入したが、無関係のものが届き全く暖まらない」といった内容が紹介されている。

 同センターは、大幅な割引や極端に安価な冬物商品のネット上のセール広告に注意するよう呼びかけている。有名ブランドの正規品をうたうセール広告を見かけた場合でも、非公式サイトの場合は注文前に、広告の不自然な表示やサイトの事業者情報を確認し、チェックすることが大切だとしている。

 商品を注文する前に、以下のチェックリストを参考に商品情報や事業者情報を確認することをすすめている。いずれかの項目に当てはまる場合は、注意が必要だとしている。

  • サイト内の日本語が正しく表記されていない(見慣れない漢字や言い回しなど)
  • ブランド、メーカー品が大幅に割引され価格が不自然に安い
  • 大手電機メーカーの製品を連想させる表記(店舗写真やロゴなど)をしているが、製品型番が実在しない
  • サイト上に事業者の名称、住所、電話番号が明確に表記されていない
  • 住所や電話番号の表記はあるがおかしな点がある(無関係の住所や番号など)
  • キャンセル、返品、返金のルールの記載がない

 不安に思った場合やトラブルになった場合には、最寄りの消費生活センターや、消費者ホットライン「188(いやや!)」番に相談するように案内している。また、海外事業者とのトラブルについては、国民生活センター越境消費者センター(Cross-border Consumer center Japan:CCJ)でも相談を受け付けている。

啓発資料(国民生活センター)