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故意か事故か? クレカ期限切れで購入済み電子書籍が閲覧不可に ほか

故意? それとも事故? クレカ期限切れで購入済み電子書籍が閲覧不可に

 電子書籍ストアの閉店によってこれまで買った本が読めなくなるという事例は、今年秋にサービス終了した電子書籍ストア「Raboo」ほか、日本でも過去にいくつか例があるが、海外ではそれとはまったく違う理由で、すでに買った電子書籍が読めなくなる事態が発生して話題になっている。これは、海外で高いシェアを持つバーンズアンドノーブルの電子ブックサービス「NOOK」で起こったトラブルで、登録されているクレジットカードの有効期限が切れた結果、そのクレジットカードで購入済みだった本が読めなくなってしまったというもの。しかもライセンスの中からそれを裏付けると解釈できる条項が見つかったことで、さらに物議を醸しているというわけだ。NOOKの事例は、意図してのことなのか、それともたまたま発生した事故なのかは不明だが、電子書籍サービスでは、一時的にせよ購入履歴のデータが飛んでしまって閲覧できなくなるといったトラブルも可能性としてはあり得る。利用者としてはいちおうそうしたリスクも念頭に置いて、購入確認メールくらいは保存しておいたほうがよさそうだ。

◇デジタルコンテンツの所有権はクレジットカードの期限と共に去りぬ(企業法務マンサバイバル)
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/52292019.html

(tks24)

ネット規制を話し合うITU総会に関し、Googleがユーザーに支持表明を呼びかけ

 世の中では選挙の話題がたけなわで、投票を呼びかける声があちこちで見られるが、そんな中でネットを介して投票ならぬ支持表明を世界に向けて呼びかけているのがGoogle。「Take Action」と名付けた特設ページで行われているのは「自由で開かれたインターネット環境を守るための運動」。国際電気通信連合(ITU)の総会でネット規制の是非について話し合われているのだが、発言権があるのが各国の政府だけということに危機感を抱いたGoogleが、ネットユーザー自身が声を上げるべきとして、支持表明を呼びかけているのだ。ちなみに日本経済新聞の報道によると、ネットを通じた民主化運動を脅威に感じる旧ソ連やアフリカ地域が、ネット規制に積極的なのだとか。ともあれ論点をしっかりと把握するために、Googleの主張に目を通しておいたほうがよいだろう。

◇Take Action(Google)
https://www.google.com/takeaction/
◇ネット規制の是非で対立 ITU国際会議が開幕(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO49139040U2A201C1EE8000/

(tks24)