【サービス】
~2時間以内に提供できなければ、契約違反金として12万円を返還トレンドマイクロ、2時間以内にパターンファイル提供を保証するサービス■URL トレンドマイクロ株式会社は8日、ウイルス対策の品質保証契約サービス「トレンドマイクロ ウイルスレスポンスサービスレベルアグリーメント スタンドアロン版(以下、ウイルスレスポンスサービス)」を5月12日より提供を開始すると発表した。料金は、1契約につき年額200万円。 ウイルスレスポンスサービスは、契約ユーザーがウイルスに感染した場合に、そのウイルスを検体としてトレンドマイクロに提供してから2時間以内に、検出可能なパターンファイルを提供することを保証するサービス。同社では、2002年11月より有償サポートサービス「トレンドマイクロ プレミアム サポート」の一部クラスで同様のサービスを提供していたが、今回一般ユーザーに向けて保証サービスだけを別途提供する形となった。 ユーザーが検体を提供したウイルスのうち、特に危険度の高いウイルス(レッドアラートやイエローアラート)と判断された場合には、パターンファイル以外にそのウイルスによって改変されたPCのシステムを修復するプログラムツール「トレンドマイクロシステムクリーナ(以下、TSC)」も2時間以内に提供することを保証する。検体は、トレンドマイクロの専用Webサイト上から報告する。 トレンドマイクロが提供するパターンファイルは2種類あり、まず感染の拡散を防ぐために即時性を追求した“応急パターンファイル”というすべてのマシンで正しく実行するかどうかの動作検証前のウイルスパターンファイルが提供される。応急パターンファイルはウイルスレスポンスサービス契約者だけに提供され、ウイルス発生から15分以内に発行することを目標としているという。この応急パターンファイル提供後に、通常のパターンファイルを発見から2時間以内に提供する形式となる。 契約ユーザーが検体を提出してから2時間以内に、トレンドマイクロがパターンファイルやTSCを提供できなかった場合には、ウイルス検体提出1件につき12万円の契約違反金を契約ユーザーに返金する。契約違約金の返金は、年間契約費を限度額としているため、年間に最大16回まで返金が行なわれるという。 トレンドマイクロでは、「このサービスは、新種ウイルスや新しい亜種など、既存のパターンファイルでは対応できないウイルス発生時に効果を発揮するサービスだ。感染力の高いウイルスの場合、対応時間の早さが問題となるため、このサービスの重要度は高い」としている。 ◎関連記事 (2003/5/8) [Reported by otsu-j@impress.co.jp] |
|