【業界動向】
訴えられないようにする方法を提示米EFF、ファイル交換の合法を求めるキャンペーンを展開■URL
このキャンペーンの理由について、EFFのエグゼクティブディレクターShari Steele氏は「著作権法はアメリカ人世論の見方とインターネット上の音楽配信の現実的方法と調和していない。人々に対して訴訟を起こそうとする代わりに、我々はアーティストが支払いを受けながら同時にファイル交換を合法化するような、より良い代替策を見つけなければならない」と説明した。 EFFの「Let the Music Play」キャンペーンでは、全米レコード協会の法的な攻撃をかわす方法を周知させると同時に、EFFがファイル交換を擁護するために行なってきた事柄を世間に知らせ、米国議会の議員に個人が簡単に手紙を書く方法を提供する。さらにEFFは「Computer Gaming World」や「PC Gamer」といった雑誌にファイル交換を行なう権利を主張する広告も掲載する。 キャンペーンのなかで、EFFは全米レコード協会の訴訟対象にならないための方法を掲示している。訴訟対象にならないためには、ファイル交換ソフトの共有フォルダの中に、著作権を侵害しているファイルが存在してはならない。このため、共有フォルダにあるファイルは、パブリックドメインのファイルであるか、共有する許可を自分が持っている、もしくはCreative Commonsライセンスのように一定条件で共有する許可を得ている、などの条件を満たさなければならない。 EFFではこれに加えて、アーティスト名や曲名が入ったファイル名のファイルを共有フォルダから削除する方法も提案している。それでも心配な場合は、ファイル交換ソフトの共有やアップロード機能を停止することが最も確実としている。またISPにユーザー情報を公開するための召喚状が送付された場合や、RIAAから停止措置を求める書簡を受け取った場合の相談先も掲載している。 ◎関連記事 (2003/7/1) [Reported by 青木大我 (taiga@scientist.com)] |
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