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【CEATEC JAPAN 2003】富士通、相手の居場所に応じて通信手段を自動的に選択するサービス |
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このソリューションは、通信相手が持っているデバイスや位置情報、スケジュール、行動パターンなどの情報を基に、富士通研究所が独自開発したアルゴリズムを使用して最適な連絡手段を推測・選択するというもの。 これは、同社のプレゼンス・プッシュ製品「FLAIRINC」に電話システムとの連携機能を付与し、電話やメール、インスタントメッセージを連携可能になったことにより実現している。送信者が電話やメールなどで連絡を試みると、ユビキタスコミュニケーションサーバーが受信者の状況を推測し、内線電話や携帯電話、PDAなどの状況に適した連絡手段を選択する。 受信者の状態は、現在の仕様では受信者自身がサーバーに「外出中」や「社内で会議中」などのステータスを報告しなければならない。そのステータス情報が蓄積された上で、サーバー側がある程度の推測を行なっている。したがって、現段階では受信者自身が逐一ステータスを更新する必要があるが、GPSと連動して位置情報を基にステータスを自動更新するソリューションも研究中だという。出展されているデモでは、一般家庭用の使用例として、家庭内や外出先においてGPSと連動し、移動先に応じた必要情報などをプッシュ配信している。 同社によると、「このソリューションは会社や家庭など、個々の環境によってニーズなどがかなり異なってくるだろう。このことから、パッケージ製品としてではなく、ASP形式のようにある程度カスタマイズ可能な形での提供を検討中だ」とのこと。 関連情報 ■URL CEATEC JAPAN 2003 http://www.ceatec.com/ja/2003/ 富士通研究所 http://www.labs.fujitsu.com/ FLAIRINC商品紹介ページ http://crm.fujitsu.com/jp/products/service/flairinc/
（ 大津 心 ）
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