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会場で展示されていた「UC-Phone」
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東京ビッグサイトで2日、ICカード関連の展示会「IC CARD WORLD 2004」など、6つの展示会が開幕した。開催期間はいずれも5日まで。本誌ではRFID関連の展示についてレポートする。
凸版印刷のブースでは、RFIDが読み込めるPHS端末「UC-Phone」を参考出品していた。UC-Phoneは、T-EngineフォーラムとYRPユビキタス・ネットワーク研究所の開発した端末で、非接触でRFIDタグを読み取る機能と、レーザーで1次元バーコードを読み取る機能を搭載。ユビキタスIDセンターの発行する「ucode」に準拠したRFIDに対応しており、読み込んだIDをPHS回線を通じてユビキタスIDセンターのサーバーに照会し、商品の詳細なデータ確認が可能だという。
会場スタッフによれば、「内蔵する読み込み機能は、凸版印刷製RFIDタグチップ『Tjunction』に対応したもの」。Tjunctionは、UHF帯と2.45GHz帯をサポートするRFIDタグチップで、ユビキタスIDセンターでは「Class 1」(Low Level RFID、読み出しのみできるRFIDタグ)として認定している。凸版印刷では今後、ユビキタスIDセンターの実証実験に積極的に参加する方針だ。
関連情報
■URL
IC CARD WORLD 2004
http://www.shopbiz.jp/pages/t_index.phtml?PID=0003&TCD=IC
凸版印刷
http://www.toppan.co.jp/
関連記事:T-Engineフォーラム、RFIDを読み取り可能なPHSを開発[ケータイWatch]
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/16687.html
( 鷹木 創 )
2004/03/03 12:41
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