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「ユビネットパス AD-L」。本体右側の窓からSIMカードが確認できる
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東京ビッグサイトで開催されている「IC CARD WORLD 2004」の大日本印刷(DNP)ブースでは、電子マネーを利用できる携帯端末「ユビネットパス AD-L」のデモンストレーションを行なっていた。
ユビネットパス AD-Lは、GSM/3GPP規格に対応したSIMカードを装着し、非接触通信もしくはUSB接続でICカードやPCと通信して、電子マネーを利用できる端末。また、RFIDの読み込みも可能だ。T-Engineフォーラムの「e-TRON/16Dual」や、NTTコミュニケーションズとぴあの「セーフティパス」といったICカードをサポート。ICカードに登録されている電子マネーを利用したり、ICカードに電子マネーを追加できる。大きさは62×32×17mm(幅×奥行×高)で、重さは20g。OSには、T-Engineフォーラムの「T-kernel」を搭載しており、会場ではTRONを搭載したPDAとの通信も行なわれた。
ユビネットパス AD-Lには、小型の液晶画面(11文字×4行)を搭載しており、電子マネーの残金やICタグの付いた商品データを確認できる。会場スタッフによれば、「従来のICカードでは、その場で残金の確認ができないため利用に不安があった。ユビネットパスではその不安を払拭した」としている。
DNPは5月ごろから、「電子マネーや電子チケットの運営会社にユビネットパス AD-LをOEM提供する」方針だ。現在、指紋認証機能やBluetoothモジュールを搭載した次世代機「ユビネットパス AD-M」を開発中だとしている。
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SIMカードを外したところ
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会場ではTRONを搭載したPDAとの通信もデモンストレーション
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関連情報
■URL
IC CARD WORLD 2004
http://www.shopbiz.jp/pages/t_index.phtml?PID=0003&TCD=IC
ニュースリリース
http://www.dnp.co.jp/jis/news/2004/040219.html
( 鷹木 創 )
2004/03/03 13:46
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