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イベントレポート
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IP電話とPCの統合システム、セキュリティ対策製品などを展示


 5月27日・28日の2日間、東京・三田で日立電子サービス主催による「IPソリューションフェア 2004」が開催されている。ネットワークのセキュリティ対策やIP電話対応のシステムなどの展示のほか、各種セミナーもあわせて行なわれている。

 IP電話関連の製品では、日立インフォメーションテクノロジーが開発し、日立電子サービスが販売を行なう「SIP:OFFICE」が展示されている。SIP:OFFICEは、SIPプロトコルを採用し、IP電話とPC上のアプリケーションの連携を行なうほか、従来の加入電話や携帯電話のネットワークにもゲートウェイ装置を介して接続することで、企業で用いる電話システムの統合を行なうシステム製品。展示では、送られてきたメールに対してIP電話で返事をするといった操作や、Web上の電話番号一覧やPDFファイルなどに表示されている電話番号をクリックするとIP電話で発信するといった動作を行なうソフトウェアなどのデモが行なわれている。

 セキュリティ対策製品では、無線LANにIEEE802.1Xの認証機能を追加する、コンテックの超小型サーバー「SVR-RDS(FIT)L」が展示されている。手のひらに乗る程度のサイズでありながら、認証局とRADIUSサーバーの機能を搭載したサーバーとなっているため、機器を追加するだけで無線LANにIEEE802.1Xの認証機能が追加できる。IEEE802.11a/b/gといった通常の無線LANで用いられる共通鍵(WEPキー)に比べ、電子証明書の利用や一定時間ごとに鍵の変更を行なうため、セキュリティ強度が増すとしている。

 また、セキュリティ対策としては、個人情報漏洩などの問題が頻発していることから、入退室管理システムも入場者の注目を集めている。展示では、カードリーダや指紋認証などによる個人照合システムをネットワークに接続し、入退室のログ管理や監視カメラによる画像監視、ドアの開閉の遠隔操作などをWindows上から行なうシステムが紹介されている。

 このほかには、大型ディスプレイに広告やお知らせなどを表示するシステム「Digital Signage System」が目を引いた。システムの特徴は、ディスプレイに接続する装置が、PCからはプリンタとして認識される仕組みになっている点にある。Wordなどで表示させたいコンテンツを作成して印刷を選択し、何秒間隔でスライドショー表示するかといった設定を行なうだけで、作成したファイルがディスプレイに表示される。装置はネットワーク対応で、イーサネットや無線LANなどでの接続が可能となっている。


コンテックの超小型IEEE802.11X認証サーバー「SVR-RDS(FIT)L」 「Digital Signage System」による大型ディスプレイへの表示例

関連情報

URL
  IPソリューションフェア 2004
  http://www.hitachi-densa.co.jp/gaiyo/promotion/show/ipfair200405/


( 三柳英樹 )
2004/05/27 17:51

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