2月2日から4日まで、東京・有明の東京ビッグサイトで「NET&COM 2005」が開催されている。Panda Software Japanのブースでは、未知のウイルスによる“振る舞い”を検知して事前に防御できる技術「TruPreventテクノロジー」を搭載したウイルス対策ソフトを展示していた。
Pandaでは、個人向けTruPreventテクノロジー搭載ウイルス対策ソフト「TruPrevent Personal」を発売する予定。Windowsのほか、一部のLinuxもサポートするという。
会場スタッフによると、「これまでも他社ではヒューリスティックな手法で未知のウイルスを事前に検知していたが、ヒューリスティック手法では含まれるコードでウイルスかどうかを判断するため、誤検知も少なくなかった」という。これに対し、TruPreventテクノロジーでは、ファイルごとの動作を監視。ファイルの振る舞いを検知し、Pandaの「ウイルスの振る舞いデータベース」に蓄積された「HDDに自分自身をコピーする」「特定のTCPポートから発信する」といったウイルス固有の振る舞いと照合することで、ウイルスかどうかを判別する。
ウイルスと判別された場合は、Pandaのウイルスラボに自動的に送信され、新しい定義ファイルが開発される仕組み。判別には、複数の振る舞いを組み合わせて照合するため「誤検知は非常に少ない」という。
また、TruPreventテクノロジーを搭載したソフトは、既存のウイルス対策ソフトと併用可能で、「未知のウイルスを防御しきれない既存のウイルス対策ソフトを補完できる」とした。なお、会場ではトレンドマイクロの「ウイルスバスター 2005」と併用するデモンストレーションも行なっていた。
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TruPrevent Personalでウイルススキャンしたところ
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既存のウイルス対策ソフトと併用も可能だ
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関連情報
■URL
Panda Software Japan
http://www.pandasoftware.com/com/jp/
NET&COM 2005
http://expo.nikkeibp.co.jp/netcom/
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( 鷹木 創 )
2005/02/02 15:56
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