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「SECURITY SHOW 2005」の会場風景。4日まで開催し、6万人の来場が見込まれている
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東京ビッグサイトで2日、防犯・安全管理に関する展示会「SECURITY SHOW 2005」が開幕した。企業や自治体などのセキュリティ担当者や防犯設備設置関係者向けにセキュリティ関連製品やサービスが出展されている。入場料は同時開催の展示会と共通で一般が1,500円、団体が1,000円。4日まで開催し、6万人の来場が見込まれている。
会場では、監視カメラなどのセキュリティ製品が目立った。ソニーマーケティングは、6月末に発売予定の360度無限回転式ネットワークカメラと、発売日未定のライティングレールから電源供給可能なネットワークカメラを展示。無限回転式ネットワークカメラはカジノなどでの利用が想定されており、オプションでIEEE 802.11g準拠の無線LAN機能を搭載できる。ライティングレールカメラは、IEEE 802.11b準拠の無線LAN機能を標準で装備するという。
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360度無限回転式ネットワークカメラ。6月末に発売されるという
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こちらはライティングレールカメラ
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パナソニックのブースでは、顔だけでなく背後から見た頭や肩の形を検知するエンジンを搭載した監視システムを展示中だ。この監視システムでは、人物を認識すると画面から消えるまでトレースして「大きさ」「撮影角度」「明るさ」などの条件が良いものを顔画像のサンプルとして保存。服の色や撮影時刻などもMPEG-7準拠のメタデータで別途保存し、背後から検知した場合に、服の色などのメタデータで検索し、マッチングする顔画像の候補を表示できる。スタッフによれば、「防犯だけでなくデパートなどで迷子を探すことにも使える」という。
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顔だけでなく背後から見た頭や肩の形も検知する
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監視カメラと画像処理装置
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MPEG-7に準拠したメタデータを保存するサーバー
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背後から検知した服の色などで顔画像をマッチングする
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このほか、映像機器の開発・販売を行なっている朋栄のブースでは、40GBのHDDを搭載した600万画素のネットワークカメラ「IHC-600」のデモを行なっている。最大2,880×2,160ピクセルのJPEG画像を秒間1枚のペースで録画・配信できる。なお、IHC-600は2月から販売されており、価格は49万8,000円から。
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600万画素のネットワークカメラ「IHC-600」
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後ろ側にはイーサネットポートなどを装備
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最大2,880×2,160ピクセルのJPEG画像であれば、交差点に設置したカメラで自動車のナンバープレートも確認できるという
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関連情報
■URL
ソニー
http://www.sony.jp/
パナソニック
http://panasonic.jp/
朋栄
http://www.for-a.co.jp/
SECURITY SHOW 2004
http://www.shopbiz.jp/pages/t_index.phtml?PID=0003&TCD=SS
( 鷹木 創 )
2005/03/02 16:39
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