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会場では実際のIP電話端末による相互接続のデモが行なわれている
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VoIPやネットワークコミュニケーション関連の展示をまとめた「IP Communicationパビリオン」では、IP電話事業者間の相互接続に関する検証を行なっている「VoIP/SIP相互接続検証タスクフォース」が、実証実験の概要や実際のIP電話による相互接続のデモを行なっている。
VoIP/SIP相互接続検証タスクフォースは、SIPを利用したIP電話の相互接続性の検証を目的として2004年12月に設立された。2005年4月には通信事業者や機器ベンダーなどが参加して、実際に各社のIP電話をSIPにより相互接続する実験を行なった。
会場では、実験に参加したNTTグループ(NTTサービスインテグレーション基盤研究所、NTT東日本、NTT西日本)、KDDI、日本テレコム、フュージョン・コミュニケーションズの各社により、実際のIP電話端末から異なる通信事業者のIP電話に通話ができるデモを行なっている。
相互通話のデモには、同じく実験に参加したアズジェント、岩崎通信機、沖電気工業、シスコシステムズ、富士通、ヤマハといった機器ベンダー各社の機器を使用。異なる通信会社、異なる機器であっても、SIPにより相互接続が可能だという点をアピールしている。
今回の実験では99%以上の接続性が確認されたということで、タスクフォースでは今後は実験で明らかになった技術課題などについて検証を進め、さらに相互接続性を高めていくとしている。
関連情報
■URL
VoIP/SIP相互接続検証タスクフォース
http://www.nic.ad.jp/ja/voip-sip-tf/
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・ イー・アクセスがモバイルVoIPの番号付与を要望~総務省のIP電話研究会(2005/04/14)
( 三柳英樹 )
2005/06/09 17:58
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