浜松ホトニクスのブースでは、家庭用コンテンツ配信ネットワーク「HomeCDN solution」を展示している。
HomeCDN solutionでは、ADSLやFTTHなどの回線を通じてIPマルチキャストを利用して映像を配信し、家庭側ではWindows XP Media Center Editionを搭載したホームサーバーに映像を蓄積するサーバー型放送を実現する。また、MPEG-2、H.264、Windows Media Videoなどさまざまな形式のIPマルチキャストによるストリーミング配信にも対応する。
IPマルチキャストは多数の端末に対して同時にデータを送信できるため、映像配信サービスなどに有効だが、各端末がデータを正しく受信できない場合の再送制御や、ADSLのように通信速度が異なる環境への対応が課題となっている。
HomeCDN solutionでは、IPマルチキャストに冗長符号や再送制御などを組み合わせた「信頼性IPマルチキャスト」を採用。1万台以上の大規模配信にも対応が可能になったという。また、端末側から送られてくるエラー情報などを監視することで各ユーザーの通信回線の状況を把握し、通信速度に合わせた複数のチャンネルによりデータ配信を行なうことで、ADSLのようにユーザーによって通信速度が異なる環境にも対応するとしている。
関連情報
■URL
浜松ホトニクス
http://www.hpk.co.jp/
( 三柳英樹 )
2005/06/09 20:58
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