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TVMLのデモ
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CATV業界の総合展示会「ケーブルテレビ2005」が、東京・有明の東京ビッグサイトにて6月15日から17日まで開催している。
NHKのブースでは、専用ソフト「TVクリエーター」で記述した内容をテレビ番組風のコンテンツに変換する「TVML」(TV program Making Language)をデモンストレーションしている。
TVMLはNHK放送技術研究所が開発した技術で、TVクリエーターでXMLや画像を組み合わせて番組を作成し、サーバーにアップロードして配信。専用の「TVブラウザー」で配信されたコンテンツを閲覧できる。必要な回線帯域は「画像などのサイズにもよるが、ADSLで1~3Mbps程度のスループットであればスムーズに閲覧できるできるのではないか」(会場スタッフ)という。
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テキストだけでなく画像や動画、音声も加えられる
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会場では、ケーブルテレビ2005を題材にした番組をデモンストレーション。「アイ」と「ラビ」という2人のキャラクターに台詞や動作を設定し、音楽や画像を交えながらケーブルテレビの仕組みなどを説明していた。台詞は「こんにちは」などとキャラクターごとに日本語で入力し、「カメラ目線」「ツーショット」などの動作も演劇の“ト書き”のように設定できるようになっている。
なお、設定した台詞は音声合成により発声させることもできる。今回のデモでは、東芝の音声合成ソフト「LaLaVoice」を利用して発声していた。
TVMLはすでに、明石ケーブルテレビなどで導入されている。会場スタッフによれば「番組の作成が簡単で、インターネットをベースにした技術なので、ISPからの引き合いもある。専用の番組作成ソフトであるTVクリエーターはまだ公開していないが、反響を見て前向きに考えたい」という。
このほかコンテンツ関連のブースでは、NHK以外にもフジテレビなどのテレビ局や、カラオケの第一興商、通信販売のジャパネットたかたなどが出展し、会場をにぎわせていた。
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フジテレビのブースにはフォーミュラカーやゴジラが展示されていた
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マツケンサンバで会場を盛り上げた第一興商
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ジャパネットたかたブースでは高田社長の映像を放映していた
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関連情報
■URL
ケーブルテレビ2005
http://www.catv-f.com/
TVMLの解説ページ
http://www.nhk.or.jp/strl/tvml/
明石ケーブルテレビ
http://www.actv135.ne.jp/
( 鷹木 創 )
2005/06/15 15:23
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