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地域の話題に即座に対応～NTTドコモや富士通が携帯中継装置をデモ |
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地域ごとに特色ある番組を制作するCATV業界では、取材チームにも地域の話題に即座に応じられる身軽さが求められている。「ケーブルテレビ2005」のNTTドコモや富士通のブースでは、そんな要望に応えるために開発された持ち運び可能な映像中継装置を展示している。 ● NTTドコモ、FOMAを活用した「イージーライブ II」
発信側のTXにはカード型FOMA端末のF2402を挿入するようになっており、サイズは240×180×80mm（高×幅×奥行）、重さは2.2kg程度。ビデオカメラと組み合わせて屋外に持ち出し、ライブでの配信も可能だ。また、TX/RXにはMPEG-4（3GPP形式）のハードウェアエンコーダ／デコーダが搭載されており、「音声と動画のズレなどはほとんどない」（会場スタッフ）という。 会場のデモでは、TXからFOMAネットワークを介してインターネット網に接続。ライブ配信した映像をRXで受信し、液晶テレビに表示させていた。スループットが384kbpsのため解像度は高くなく、映像の一部に若干のブロックノイズも表われていた。会場スタッフによれば「遅延は0.5秒以下。現状利用できる携帯電話のインフラでは384kbpsという上り速度は最高レベルだ。1人の記者でも簡単にライブ配信できる。ちょっとした取材を行なう分には十分利用できるのではないか」としている。
● IEEE 802.11gの無線LANを搭載した持ち運び可能なリュック型中継装置
デモでは、6Mbpsの映像を18Mbpsの無線通信で伝送し、映像も通常のTV番組と同様の滑らかさだった。なお、IP-3650では音声の双方向通信が可能で、カメラマンに対して事務所側からリモートで指示などを出せるようになっている。 IP-3650のサイズは374×294×120mm（高×幅×奥行）、重さは約6kg。会場で5分程度担いで見たところ、背負うタイプのためかそれほど重さは気にならなかった。会場のスタッフによると「取材などでケーブルが引けない場所もある。野球場のスタンドや災害現場などの取材にも適している」という。
関連情報 ■URL イージーライブ IIの製品概要 http://www.monde-japan.com/products/easylive2/ IP-3650の製品概要 http://telecom.fujitsu.com/jp/products/broadsight/ip3650.html
（ 鷹木 創 ）
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