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京セラブース
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CEATEC JAPAN 2005の京セラブースでは、無線システムを採用したワイヤレスブロードバンド技術「iBurst」のデモンストレーションなどが行なわれた。
「iBurst」は、米Arraycommの無線システムを採用したワイヤレスブロードバンド技術。1ユーザーあたり下り最大1Mbps、上り最大333kbpsでの通信が可能となっており、現在国内で実証実験が行なわれている。海外では、オーストラリアや南アフリカ、アゼルバイジャンなどで商用化されている。
今回のブースでは、カードタイプのiBurst端末などが参考出品されたほか、会場内にアンテナを設置して実際の環境でのデモンストレーションも実施。実験では、無線LANとiBurstのハンドオーバーなどがその場で行なわれた。なお、デモ時のハンドオーバーでは一瞬スループットが下がったが、再接続する必要がないiBurstでは、すぐにスループットが回復した。
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iBurstの概要
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PCカードタイプのiBurst端末などを参考出品
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ブース内のステージと離れた場所にいるスタッフがハンドオーバー実験
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無線LANとiBurstのハンドオーバーについて
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また、厚さ6.9mmの携帯電話向け320万画素CCDカメラモジュールも紹介されていた。現在サンプル出荷中という。
同モジュールは、非球面レンズ3群3枚構成で、大きさが22×16×6.9mmと小型で薄い。デジタルカメラ事業からの撤退を表明している京セラだが、カメラメーカーとしてのノウハウを活かし、モジュールを展開していきたいという。
このほか、ウィルコム向けのPHS端末「WX310K」や「WX300K」のケース内展示も行なわれていた。プレス向けの時間帯には、現在開発中の実機にも触ることが可能だった。また、「WX300K」のボディカラーについてのアンケートなども行なわれていた。
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厚さ6.9mmの320万画素CCDカメラモジュール
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モジュール分解図
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WX310K
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WX300K
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WX300Kのボディカラーアンケート
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関連情報
■URL
京セラ
http://www.kyocera.co.jp/
CEATEC JAPAN 2005
http://www.ceatec.com/
( 津田啓夢 )
2005/10/04 21:54
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