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顔半分を覆った顔(画面左下)から、あらかじめ登録しておいた顔画像をもとにして、全体像(同右下)を出力する
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三菱電機では、隠れた部分を持つ顔画像から顔の全体像を出力できる「イメージ顔想起システム」を展示している。
イメージ顔想起システムでは、あらかじめ登録した顔画像をもとに、サングラスやマスクを着用して隠れた顔の全体像を想起できる。人間の記憶の中から、人物を思い出す過程を再現しているという。高速検出方式を組み込むことで、動画入力もサポートする。現在は開発段階で、商用化は未定。
まず、Webカメラで顔画像を撮影し、データベースに登録する。デモでは15名分の顔画像がストックされており、登録後に顔半分を手で覆った状態で顔画像を登録すると、15名分の顔画像の中から最も近い顔を検出して合成する。高精度とはいえないものの、本人を想起できるレベルの顔画像が出力された。会場スタッフによれば、「“加トちゃんぺ”の顔をしても、本人を割り出せる」とのこと。
今後は顔画像の認識精度を高め、セキュリティ分野などでの導入を図る。
関連情報
■URL
三菱電機
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
( 増田 覚 )
2005/10/06 19:36
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