10月26日から開催されている「WPC EXPO 2005」でヤマハは、自宅の楽器から直接インターネットにアクセスして、楽曲データのストリーミング配信を受けられる「インターネットダイレクトコネクションサービス」を出展した。
インターネット接続機能を備える電子ピアノ「クラビノーバ」などの楽器に対して、譜面などの楽曲データをストリーミング配信するサービスで、2004年秋にスタートした。ヤマハが運営するサイト「Net Music Town」で公開中のコンテンツを、月額630円で自由に利用できる。ただし、その他のサイトに接続することはできない。楽器をインターネットに接続するには、ブロードバンド環境で常時接続回線につながるPCが必要。LANケーブルもしくは無線経由で接続する。
コンテンツのコースとしては、譜面とBGMを提供する「弾きホーダイ」、カラオケ用楽曲データを提供する「歌いホーダイ」、西洋占星術と音の意味から運勢を占う「12平均律占い」などを用意。メインとなる弾きホーダイの楽曲データは、ポップやロック、クラブミュージック、映画、アニメなど1,000曲以上を提供する。なお、操作方法としては、楽器に備わっているダイヤルキーやボタンを用いる。
このほか、楽器に搭載するガイド機能により、ランプで鍵盤の位置と弾くタイミングを教えたり、右手と左手を別々に練習することも可能だ。ヤマハの担当者は、「ネット接続サービスを用いたことで、ドラマで流れている主題歌など最新の楽曲データを利用できるのが特徴。あの曲を今弾きたいと思ったときに利用してほしい」と語る。
なお、会場ではメインステージとヤマハのブースの電子ピアノをインターネットで接続し、2台のピアノによるリアルタイム演奏も行なわれる。
|
|
Net Music Townのメニュー画面
|
ストリーミング配信された譜面
|
関連情報
■URL
WPC EXPO 2005
http://expo.nikkeibp.co.jp/wpc/top.html
ヤマハ
http://www.yamaha.co.jp/
( 増田 覚 )
2005/10/27 11:59
- ページの先頭へ-
|