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ソニー、テレビをロケーションフリー対応にする「LocationFree Box」


ベースステーション「LF-PK1」を中心としたロケーションフリー製品群
 2006 International CESのソニーブースでは、市販のテレビをロケーションフリー対応クライアントとして利用できる「LocationFree Box」、ロケーションフリー向け動画配信サービスのコンセプトが展示されていた。

 LocationFree Boxは、LANインターフェイスとS映像・コンポジット出力を備えており、テレビの映像入力部と接続することで、市販のテレビをロケーションフリーのクライアントとして利用できるようになる。これまでロケーションフリーのクライアントは専用端末2モデルとPSP、Windows搭載PCに限られていたが、LocationFree Boxを使えば対応クライアントの数が大幅に拡充できることになる。ただし、LocationFree Boxは現時点ではコンセプトモデルに留まり、製品化の予定などは未定だという。

 ロケーションフリー向けの動画配信サービスは、アニメ「R.O.D -THE TV-」、映画「Touch the Sound」の2作品を500kbps、1Mbps、2Mbpsの3帯域で配信。テレビ放送や録画済みの番組を再生する機能に加えて、サーバーから配信されたコンテンツをストリーミング再生する機能がデモンストレーションされている。

 ファイル形式もこれまでのMPEG-2、MPEG-4ではなくWindows Media Video 9をサポート。ただし、現時点ではWindows Media DRMには対応していないという。このサービスも現段階ではロケーションフリーの可能性を指し示すためのコンセプトであり、実際のサービスなどは今後検討を進めていくとした。


LocationFree Box。接続したテレビをロケーションフリークライアントとして利用できる LocationFree Boxの背面

LocationFree Boxの接続イメージ。利用にはLF-PK1も必要 ロケーションフリー向け動画配信サービスのデモ。タッチパネル操作で実際に再生できる

関連情報

URL
  2006 International CES(英文)
  http://www.cesweb.org/
  CES 2006 Virtual Press Kit(ソニー、英文)
  http://news.sel.sony.com/ces06/

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( 甲斐祐樹 )
2006/01/06 17:19

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