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携帯電話での表示例。Webページの一部分のみが拡大表示される
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NECのブースでは、携帯端末やPDAなどの小画面向けのWebコンテンツ閲覧システム「端末適応ユーザインタフェース」を参考出展している。
このシステムは、携帯端末で通常のPC向けのWebページを縮小して表示するとともに、カーソルがあたっている部分については拡大表示することで、小さな画面でも通常のWebページが閲覧できるようにする。Webページの縮小イメージ作成や、ページをブロック単位に分割するといった作業はサーバー側で行ない、携帯端末側はこれらのデータを元にJavaアプリなどで表示を行なう。
NECでは、PC向けコンテンツを小画面でも快適に閲覧でき、目的コンテンツにたどりつくまでの操作数もモバイルブラウザの15分の1で済むなど使いやすさが向上すると説明。今後は、企業内のWebシステムに携帯端末からアクセスするためのソリューションなどから、実用化を進めていきたいとしている。
また、通信系の技術では、バスや電車などの移動体向けブロードバンド基盤「BBRide」を展示している。BBRideでは、携帯電話やPHS、無線LANなど複数の回線を束ねて利用できる「モバイルルータ」により、移動体からでも高速通信を実現する。
展示しているモバイルルータにはPCカードスロットが16個搭載されており、携帯電話、PHS、無線LANなどの各種通信カードを利用して通信が行なえる。モバイルルータからは、地上側に設置する「ホームエージェント」を経由してインターネットに接続する。途中の通信区間は仮想化されるため、異なるキャリアの複数の回線を束ねて利用することが可能で、1社のサービスエリアに依存しない形で安定した通信が行なえるとしている。
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「端末適応ユーザインタフェース」の概要
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移動体向けブロードバンドアクセス「BBRide」の概要
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関連情報
■URL
CEATEC JAPAN 2006
http://www.ceatec.com/
NEC
http://www.nec.co.jp/
■関連記事
・ 高速バスでネット接続、NECが「BBRideシステム」実証実験(2006/01/30)
( 三柳英樹 )
2006/10/03 20:36
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