東京ビッグサイトで18日から20日まで開催されている「Security Solution 2006」で、ネットエージェントはファイアウォール製品「One Point Wall」を展示している。
One Point Wallは、「Winny」や「Share」などのP2P型ファイル共有ソフトや、2ちゃんねるや映像配信サービスへのアクセスなど、導入企業が推奨しない通信を遮断できる。同社では月に2度パターンファイルを更新し、遮断可能なプログラムを随時拡大している。
ネットエージェントの説明員によれば、これまではP2Pファイルを介した情報漏洩を防ぐために、OnePointWallを導入する企業が多かったという。しかし最近では、急速に利用者が増えている「YouTube」などの動画共有サイトへのアクセスを遮断したいという要望が増えた結果、5月にYouTube、9月に「Google Video」、10月には「Yahoo!動画」へのアクセスを遮断できるようにした。
さらに、楽天証券が8月末に、オンライン百科事典「Wikipedia」上にあった自社に不利な記述を同社社員が削除していたことを認めて謝罪してからは、Wikipediaへの書き込みを遮断したいという企業も増加。これを受けて、9月にWikipediaの編集行為を遮断対象として追加している。
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ファイアウォール製品「OnePointWallBlock」
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OnePointWallの設定画面。P2Pファイル共有ソフトではWinnyやShareなど多くのプログラムに対応する
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関連情報
■URL
One Point Wall
http://www.onepointwall.jp/
■関連記事
・ ネットエージェント、ファイアウォール製品「One Point Wall BLOCK」を発売(2005/05/17)
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( 増田 覚 )
2006/10/19 16:36
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