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「第4回情報セキュリティEXPO」など多数のイベントが東京ビッグサイトで開催中
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東京ビッグサイトで、情報セキュリティ対策製品の専門展示会「第4回情報セキュリティEXPO」が開催されている。会期は5月18日まで。東京ビッグサイトではこのほか、「ソフトウェア開発環境展」「組込みシステム開発技術展」などのイベントが同時開催されている。
情報セキュリティEXPOの展示会場では、企業が内部統制システムの構築を求められている状況を受け、社内ネットワークや社内PCに対する管理製品が展示され、来場者の関心を集めていた。
● 不正操作・不正接続を防止する製品が数多く展示
Skyでは、社内PCの運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」を展示。社内のPCにクライアントソフトをインストールすることで、不正操作の監視、ログ管理、端末制限などを一括して管理できる。
不正操作の監視機能では、社外秘として指定したファイルを開いたり、特定のアプリケーションを起動した場合には、管理用のマシンにアラートが通知されるのと同時に、クライアント側にもポップアップで警告を表示。単に管理者が状況を把握するだけでなく、操作した側にも通知することで社員の意識向上を図るのが狙いだという。
ソフトクリエイトでは、PCの不正接続を防止するアプライアンス製品「L2Blocker」を展示。あらかじめ許可したPC以外が社内ネットワークに接続された場合に、ネットワークへの接続を拒否する製品で、大きさがタバコ2箱分程度、既存のネットワークに接続するだけで利用でき、価格も399,000円からと小規模な企業でも導入できる点が特徴。
また、6月1日にはL2Blockerのオプションとして、ウイルス対策製品やWindows Updateの適用状況など、ポリシーに違反したPCの接続についても遮断する「ポリシーオプション」を発売する。
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「SKYSEA Client View」の管理画面
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ソフトクリエイトの「L2Blocker」
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● 時刻認証を用いてメールの日時と内容を保証
セイコープレシジョンでは、メールに時刻認証を付与するシステム「セキュア時メール」を展示。セイコープレシジョンの時刻認証局にアクセスするゲートウェイをメールサーバーに加えることで、メールのヘッダーに「時刻証明書」に自動的に挿入し、メールの送受信日時とメールの内容が改竄されていないことを保証するもの。
システムは、セイコープレシジョンと日本ベリサイン、東京大学先端科学技術研究センターが共同で開発。第三者による時刻認証技術を用いて、メールの送受信日時と内容の原本性を保証することで、特許における係争などの問題が起こった際にも対処できるとしている。
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セイコープレシジョン「セキュア時メール」の概要
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メールのタイムスタンプと内容が改竄されていないことを保証する
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関連情報
■URL
情報セキュリティEXPO
http://www.ist-expo.jp/
SKYSEA Client View(Sky)
http://www.sky-business.net/skysea/clientview/
L2Blocker(ソフトクリエイト)
http://www.l2blocker.com/
ニュースリリース(セイコープレシジョン)
http://www.seiko-p.co.jp/news/news_time_business20070515.html
( 三柳英樹 )
2007/05/17 20:09
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