東京都世田谷区のNHK放送技術研究所(NHK技研)で、放送技術に関する研究成果などを一般に公開する「技研公開2007」を5月24日から27日まで開催する。入場は無料。会場では、2008年のサービス開始が予定されているNHKの番組オンデマンド配信やスーパーハイビジョン関連技術、立体テレビなどの展示が行なわれる。
NHK技研の谷岡健吉所長は、今年で61回目になる技研公開について、「全国でデジタル放送が開始され、いよいよハイビジョンが本格的に普及する時代になった。そのような中、これからの放送はどうなっていくのかを私どもが示さなければいけないと思っている。そこで今回は、NHK技研が考える将来の放送システムがはっきりとわかるような展示になっている」と説明する。
会場入口付近および1階で「未来のテレビ・新サービス」と題した展示を設け、スーバーハイビジョンや立体テレビ、伝送・圧縮技術、デジタル放送、ワンセグなどを扱っている。また、地下1階では、番組を「作る」「送る」「使う」技術に分けて最新技術を紹介。合計36項目を展示している。このほか、専門家向けの「ポスター展示」や、ファミリー向けの「体験型展示」も今年の特徴という。
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NHK技研の谷岡健吉所長
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入口付近の技研紹介コーナー
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関連情報
■URL
技研公開2007
http://www.nhk.or.jp/strl/open2007/
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・ NHKの技研公開2006、サーバー型放送やIPによる再送信技術などを展示(2006/05/25)
( 野津 誠 )
2007/05/22 20:41
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