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ネットワーク構成
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遠隔操作画面
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ファシリティ・ネットワーキング相互接続コンソーシアムでは、デジタルテレビに搭載されているWebブラウザから遠隔地にあるさまざまなメーカー/ベンダーのビル設備機器やシステムを集中監視・制御する相互接続実験のデモを「Interop Tokyo 2007」で公開している。
今回の展示では、ビル設備システムの標準通信プロトコルである「BACnet」や、オープンネットワークで構成されたシステムを統合管理するためのプロトコルである「oBIX」を共通プロトコルとし、実際の監視・制御をWebサービスで実現。さらに、その指示と結果を変換してWebサーバー側に授受する機構を実現することで、Webブラウザからの操作を可能としている。WebブラウザからIPv6ネットワークを通じて操作を実行できるようになっている。
これを実装することにより、Webブラウザを搭載した携帯電話やカーナビなどから、いつでも場所を選ばずに設備の遠隔監視・制御が行なえるとしている。会場では、ブース内のデジタルテレビからリモコン操作で、東京・汐留にある松下電工や、神奈川・新川崎にあるFNICラボの設備を遠隔操作するデモを行なっている。
施設内の照明、空調、電力などの設備は、通信ネットワークによって相互に接続されて監視・制御されている。システム間の連携についてはEthernetおよびIPネットワークを介するのが一般的になりつつあるが、各ベンダーの仕様に対する実装の違いにより、マルチベンダーによる相互接続システムの構築には課題が残されているという。
関連情報
■URL
Interop Tokyo 2007
http://www.interop.jp/
IPv6普及・高度化推進協議会
http://www.v6pc.jp/jp/index.phtml
( 増田 覚 )
2007/06/14 15:17
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