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カメラで捉えた顔画像をもとに年齢層や性別を推定し、広告の視聴状況を分析する
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「Interop Tokyo 2008」のNECブースでは、液晶やプラズマディスプレイを使った屋外型広告メディアにカメラを組み合わせて、広告の視聴状況を測定するシステムを展示している。
このシステムは、人の顔をカメラで捉えることによって、顔映像をもとに性別や年齢層を推定するNECのシステム「FieldAnalyst」を利用し、屋外広告ディスプレイの視聴者について、広告からの距離や広告を見ていた時間などを記録するもの。記録はネットワークで送信されてサーバー側で一括管理され、屋外型広告でも広告視聴者のリアルタイム分析が可能になる。
NECでは、時間帯ごとに視聴者層の傾向の違いなどが分析でき、複数の広告ディスプレイを同一の基準で集計できるため、視聴者層や場所に応じて広告の配信内容を変化させるといった展開が可能になると説明。また、顔画像については性別と年齢層の推定のみに利用するため、プライバシー権や肖像権の侵害にはあたらないとしている。
関連情報
■URL
Interop Tokyo 2008
http://www.interop.jp/
NEC
http://www.nec.co.jp/
( 三柳英樹 )
2008/06/13 14:50
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