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3Diの小池聡代表取締役社長
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 3Diは1日、オープンソースで開発されている「OpenSim」をベースにした、商用向けのメタバースサーバーソフトウェア「3Di OpenSim」Standard版を発売した。価格は年間ライセンスで52万5000円。
 
  3Di OpenSimは、世界中の技術者によってオープンソースで開発されているメタバースサーバーソフトウェアの「OpenSim」をベースとした、世界初の商用向け製品。自社サーバーでメタバースの構築が可能で、自社でマーケティングデータの取得が行えるほか、他のシステムとの連携も容易に行える。製品には、サーバーやユーザー向けクライアントのほか、ユーザーの3D行動解析機能やユーザー管理機能なども提供される。
 
  「CEATEC JAPAN 2008」の3Diブースでは、3Di OpenSimのデモを展示。会場で行われた発表会で、3Diの小池聡代表取締役社長は、「現在はクローズドな個々のメタバースが存在しているが、将来はオープンプラットフォームのOpenSimをベースとしてメタバース同士が相互接続されるようになる」と説明。3DiはOpenSimプロジェクトの最大のコントリビューターとして携わっており、コアティベロッパー18人のうち4人が3Diから選出されているという。
 
  3Di OpenSimの活用例としては、不動産のモデルルームやオンライン学習サービスなどを想定。今後はWebブラウザ上でプラグインとして動作するビュアーの開発や、NGNへの対応、大規模利用向けのサーバークラスタリングの開発などの取り組みを進めていくとしている。
 
 
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「3Di OpenSim」のユーザー画面
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事業者向けの3D行動解析機能
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  関連情報
 
 
■URL 
  CEATEC JAPAN 2008 
  http://www.ceatec.com/2008/ja/
 
  3Di 
  http://3di.jp/
 
  ニュースリリース 
  http://www.ngigroup.com/jp/press/release/ngigroup/002335.html
 
 
■関連記事 
・ 3Di、メタバース間の相互接続実験で使用するSIMを一般公開(2008/05/02) 
 
 
( 三柳英樹 )
 
2008/10/01 20:12
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