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インターネット協会を代表してあいさつした高橋徹氏
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米Black Hat代表のJeff Moss氏(右)、マイクロソフト日本法人のチーフセキュリティアドバイザー高橋正和氏(左)
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東京・新宿の京王プラザホテルで開催中のセキュリティ専門カンファレンス「Black Hat Japan 2008」で9日、主催者である米Black Hat代表のJeff Moss氏、共催者のインターネット協会(IAjapan)、スポンサー企業、講演者らが出席して記者会見が行われた。
IAjapanを代表してあいさつした高橋徹氏は、「日本の役所のお偉いさんはBlack Hatに非協力的。危機意識が足りないのではないか」と指摘。メールシステムやDNSが危機にさらされており、日本のインターネットをどうしていくのかを考えなければならない中、「日本の役所の危機意識が足りないということは、日本が沈没するということにもなりかねない。そのような意識を持ってBlack Hatに取り組むことが、日本の役所には必要」と訴えた。
このほか、今年からBlack Hat Japanのスポンサーとなったマイクロソフト日本法人からチーフセキュリティアドバイザーの高橋正和氏があいさつ。日本からも5人のセキュリティ専門家がBlack Hat Japanの場で講演するようになったことに触れ、今後、日本特有のアプリケーションなどでセキュリティ問題が増えてくると思われることから、こうしたセキュリティコミュニティの活動が活発化することに期待を寄せた。また、マイクロソフトとしても、セキュリティコミュニティと協力しながら対策していくスタンスも示した。
関連情報
■URL
Black Hat Japan 2008
http://japan.blackhat.com/
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( 永沢 茂 )
2008/10/09 20:51
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