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「インターネット白書2008」で見るインターネットの現在(3)

自動更新開始で「IE7」ユーザーが増加、6を抜いてトップに

 インターネットの利用実態について統計データをとりまとめた「インターネット白書2008」(監修:財団法人インターネット協会、発行:インプレスR&D、定価:7,140円)が6月19日に発売された。INTERNET Watchでは、その内容の一部を4回にわたって紹介する。今回は、Webブラウザやファイル交換ソフト、Webメールサービスなどについてとりあげる。

 調査では、自宅でネットを利用する13歳以上を対象に、NTTレゾナントが運営する「gooリサーチ」のモニターから条件抽出を行ない、4月23日から28日の期間でオンラインアンケートを実施した。有効回答数5078サンプルから、2007年3月のRDD調査で把握している性別や年齢階層別、自宅PCからの1週間あたりのインターネット利用時間別の構成比に可能な限り整合するように2000サンプルを抽出して分析した。


「ファイル交換ソフト使用しない」過半数

 ファイル交換ソフトの利用については、「使っていない」が59.8%で最も多かった。利用ソフトのトップ3は、「Winny」3.6%、「WinMX」3.0%、「LimeWire」2.8%となったが、いずれも2007年より利用率が低下している。扱うファイルについては、「音楽」65.2%が最も多く、次いで「動画」57.0%、「画像」25.6%など。

 利用しているインスタントメッセンジャーは、「Windows Live メッセンジャー/MSN メッセンジャー」が69.1%でトップだが、2007年の82.5%から減少している。次いで、「Yahoo! メッセンジャー」48.6%、「Skype」30.2%が多い。Skypeは、2007年の26.6%から増加した。トップ3以下を見ると、「Google Talk」5.9%、「AOLインスタント・メッセンジャー」3.8%などとなっており、上位と大きく開きがある。


利用しているファイル交換ソフト 利用しているインスタントメッセンジャー

XPはまだ6割以上、自動更新のIE7が増加

 利用しているOSは、「Windows XP Home Edition」が50.7%、「Windows XP Professional」が16.8%で、依然として「XP」ユーザーが6割以上だった。「Windows Vista Home Premium/Basic」は13.6%、「Windows Vista Ultimate/Enterprise/Business」は3.1%にとどまった。「Mac OS」は9~10.3以降を合計して2.6%だった。

 Webブラウザは、自動更新が始まった「Internet Explorer 7」が36.6%で、2007年の28.9%から上昇し、トップとなった。一方、「Internet Explorer 6」は29.0%で、2007年の36.1%から低下した。以下は、「Firefox Windows版」10.3%、「Sleipnir」3.7%など。

 メールソフトは、「Outlook Express」37.9%が最も多いが、2007年の56.0%から低下している。「メールソフトは利用していない」は11.8%だった。2007年は6.7%だったことから、メールソフトの利用者が減少していることがわかる。白書では、「Webメールの利用が影響している」と分析する。

 その「Webメール」の利用者は51.1%だった。Webメール利用者にサービスの種類を尋ねたところ、「Yahoo!メール」79.9%がトップ。次いで、「gooメール」25.2%、「Gmail」23.0%、「Hotmail/Windows Live Hotmail」21.3%などが多く、いずれも前年対比で増加している。


利用しているWebブラウザ 利用しているWebメール

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.impressrd.jp/news/080611/hakusyo_08
  インターネット白書2008
  http://direct.ips.co.jp/book/Template/Goods/go_BookstempGR.cfm?GM_ID=2582&SPM_ID=1&CM_ID=004000K90&PM_No=1251&PM_Class=N&HN_NO=00400

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( 野津 誠 )
2008/06/30 11:01

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