キヤノン、3万円台のA3用紙対応ビジネス向けインクジェット複合機「TR9530」など2機種を発表

　キヤノンは2日、ビジネス向けインクジェットプリンターシリーズの新製品として、キヤノン初のA3用紙対応インクジェット複合機「TR9530」と、FAX対応のエントリーモデル「TR4530」を発表した。発売は9月6日。

　新製品2機種は、ADF（自動原稿送り装置）を搭載し、自動両面プリントにより用紙の節約が可能なインクジェット複合機。

TR9530（ブラック）

TR9530（ホワイト）

　TR9530は、インクジェット複合機としてキヤノンで初めてA3用紙に対応。A3印刷が可能でありながら、約468×366×193mm（幅×奥行き×高さ）のコンパクト設計を実現。A3サイズのPOP／ポスター印刷や拡大コピーなどのさまざまなプリントニーズに対応する。

　インクは、文字に適した顔料インク1色（ブラック）と、写真に適した染料インク4色（シアン／マゼンダ／イエロー／ブラック）の5色ハイブリッドインクを使用。ADFを搭載し、効率的にコピーやスキャンができるほか、前面カセットと背面給紙トレイの両方向から印刷用紙が給紙できる「2WAY給紙」にも対応する。

　ネットワークは有線LAN（100BASE-TX/10BASE-T）および無線LAN（IEEE 802.11b/g/n）に対応。クラウド上の文書や写真の印刷、スキャンしたファイルのクラウドストレージへのアップロードなど、各種クラウドサービスとの連携にも対応する。

　本体カラーはブラックとホワイトの2色。キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は3万4880円（税別）。

TR4530

　TR4530は、ADF搭載・FAX対応で、約435×295×189mm（幅×奥行き×高さ）のコンパクト設計を実現した、A4用紙対応のエントリーモデル。ネットワークは無線LAN（IEEE 802.11b/g/n）に対応する。キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は1万4880円（税別）。