Googleブック検索訴訟、修正和解案の提出期限が延期
「Google Book Search(Googleブック検索)」をめぐる訴訟の修正和解案を米国裁判所に提出する期限が、予定されていた11月9日から11月13日に延期された。米Googleおよび出版社・作者を代表する団体が延期を要請し、裁判所がこれを認めた。
司書や法学者、出版社、AmazonやMicrosoftなどで構成する、和解案に反対する団体「Open Book Alliance」が9日、明らかにした。
Googleは米国の「Google Book Search」で、図書館との提携によりスキャンした書籍の全文検索・閲覧サービスを計画。これに対して、米作家団体(Authors Guild)と米国出版社協会(AAP)は2005年9月、著作権侵害などを理由としてGoogleを提訴していた。
その後、2008年10月には当事者間で和解することで合意したが、Googleの独占性などを懸念した米司法省が和解案の修正を指示し、2009年11月9日までに修正和解案が提出されることになっていた。当初の和解案には、著作権保護期間内の書籍でも、絶版または市販されていない書籍は全文の閲覧を可能にすることなどが盛り込まれていた。
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(増田 覚)
2009/11/10 15:14
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