「Mozilla Weave Sync」ベータ1公開、ブックマークなどシンクロ
米Mozillaは16日、ブックマークなどのユーザーデータを複数のブラウザでシンクロするためのFirefoxアドオン「Mozilla Weave Sync 1.0」ベータ1を公開した。Firefox 3.5以上に対応する。
「Mozilla Weave Sync」は、実験的技術を公開するMozilla Labsで始まったプロジェクトだ。ブックマークのほか、履歴や開いているタブ、保存しているパスワードなどを複数のブラウザ間でシンクロできる。職場のデスクトップで使っていたブラウザ環境をモバイルでも使用し、さらにその続きも自宅で同様に行える――といった用途を想定している。
今回公開されたのは「Mozilla Weave Sync」初のベータ版となるため、正式版に向けて大きく前進したことになる。
ベータ1では、ヒューリスティック技術を利用し、最もよく利用するデータのシンクロを優先する。そのため、最初は全データが表示されない場合もあるという。シンクロ作業はバックグラウンドで行われ、データの量によって数分から数時間かかるとしている。
ユーザーインターフェイスもシンプルに改良され、セットアップが完了すると、ほとんどの動作はパックグラウンドで行われるため、操作が簡単になった。
以前のバージョンのユーザーは、いくつかの点に留意する必要がある。まず、他のブラウザを使用せず、単なるバックアップ用途に使用していた場合、ベータ1にアップグレードする前に最低でも1つのローカルコピーが必要となる。また、複数のPCでFirefoxやFennecを使用している場合、すべてのブラウザで「Mozilla Weave Sync 1.0」ベータ1にアップデートする必要がある。
Mozilla Weave Syncの概念図 | Firefoxの設定画面 |
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(青木 大我 taiga@scientist.com)
2009/11/17 13:16
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