Googleのパーソナライズ検索機能、ログアウト時にも提供開始


 米Googleは4日、パーソナライズ検索機能を、Googleアカウントからログアウトした状態でも提供し始めたことを発表した。この機能は、40以上の言語に対して適用される。

 これまでパーソナライズ検索機能を利用するには、Googleアカウントにログインし、Web履歴機能を利用している必要があった。これによって、そのユーザーの過去の検索傾向から、より適切と思われる検索結果を上位に表示することができる。

 例えば、同じ単語「SOX」と入力する場合でも、野球情報を頻繁に検索しているユーザーには、ボストンレッドソックスの情報が上位に表示されるが、企業法務に関連する情報を検索していることが多いユーザーには、SOX法に関する情報が上位に表示されるといった具合だ。

 ログアウトした状態でもパーソナライズ検索が利用できるのは、180日間の検索行動情報をブラウザ内の匿名Cookieとリンクするからだという。この内容はGoogleアカウントのWeb履歴とは全く別のものとして分けられている。


ログアウト状態でのパーソナライズ検索機能の有効化・無効化は、検索結果のページ右上に表示される「ウェブ履歴」のリンクから設定できる

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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/12/7 12:17