ニコ動で「動画供養」実施、浮かばれない動画を自薦・他薦で募集


 ニワンゴは、「ニコニコ動画(9)」のライブ配信サービス「ニコニコ生放送」で、動画の供養番組「動画供養」を4月17日16時から配信する。視聴は無料。

 ニコニコ動画には現在、1000万件を超える動画が投稿されている。ニワンゴによれば、数百万回の再生回数を超える動画がある一方で、「それらの動画に埋もれ、浮かばれない動画が数多く存在している」という。

 今回、「人気があるからよい動画ではない。むしろ、埋もれてしまっている中にこそ良いものがある。それをなんとかしてやりたい。」との思いから、毎年行われている「歌供養」という行事にならって「動画供養」の配信を決定した。

 なお、「歌供養」は船村徹氏が戦死した兄の供養と、作曲家としての原点である親友の故・高野公男氏の供養、お蔵入りした楽曲の供養、注目を浴びることなく埋もれている楽曲の供養を目的に、自身の誕生日である6月12日に実施している行事。

 「動画供養」の配信にあたっては、船村氏の監修のもと、歌手の鳥羽一郎氏や静太郎氏らが出席。また、施主役はニワンゴの杉本誠司代表取締役社長、導師役は蝉丸P氏、司会進行は宮本隆治氏が務める。このほか、ドワンゴ執行役員の片岡義朗氏やニコニコ動画のユーザー代表も出席するという。

 番組配信に先立って、供養を希望する動画の募集を自薦・他薦問わず、4月17日まで受け付ける。対象となる動画は、再生数1000以下、コメント数100以下、マイリスト数10以下の動画になる。


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(村松 健至)

2010/4/1 19:47