ドイツでネット機能付きテレビがブーム


 独IT業界団体のBITKOMは8日、調査会社のGfkが実施した調査の結果を発表した。ドイツにおいて2009年中に、インターネット機能付きテレビが55万台販売されたことがわかった。

 BITKOMでは、2010年の販売台数予測を200万台としており、本格的普及時代に入りつつあるとしている。薄型テレビのうち5台に1台がネット機能付きになる見込みだ。さらに2011年にはネット機能付きテレビの販売台数は400万台になると見込んでおり、いわばテレビの標準になるとの予測もなされている。

 同調査では、ネット機能付きテレビを「ハイブリッドブロードキャストブロードバンドテレビ(HbbTV)」と命名しているが、2009年は、まさにハイブリッドとなるテレビの普及元年になった。従来はほとんどがセットトップボックス型だったが、2009年4月にハイブリッド型の機種が販売されると普及に拍車がかかった模様だ。2009年12月には7台に1台はハイブリッド型になっているという急速な普及ぶりに、販売台数見込みも大幅な変革を予測する結果となったようだ。


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(Gana Hiyoshi)

2010/4/12 14:50