米Twitter、SMSインフラベンチャーを買収


 米Twitterは23日、SMSメッセージを配信するためのインフラに優れたベンチャー企業である米Cloudhopperを買収したと発表した。

 Cloudhopperは、大量のSMSメッセージをダウンタイムゼロで世界中に配信するための基盤ソフトウェアとインフラに関連した特許を保有している。これまでに北米、欧州、アフリカ地域においてSMS/MMSの携帯メッセージに関する大規模なキャンペーンを成功させた実績を持っている。

 Twitterは現在、毎月10億近いSMSによるツイート(つぶやき)を処理しており、その数は増大しつつある。過去8カ月間にわたってTwitterはCloudhopperと提携していたが、これまで以上にSMSサービスをスケールさせるため、同社を買収することにしたとしている。このことによってTwitterは、世界各国の携帯キャリアネットワークと直接接続できるという。

 Twitterの140文字制限は、もともとSMSの文字数制限によって発想されたものであることから、携帯電話およびショートメッセージとの親和性が高いサービスと認識され、世界各国で利用されている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/4/26 11:50