NTT東西、タッチパネル式のIPテレビ電話機、年配者や自治体にお勧め


ひかりフレッツフォン VP3000

 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)と西日本電信電話株式会社(NTT西日本)は16日、「フレッツ光」の「ひかり電話」サービス利用者向けに、タッチパネル式のIPテレビ電話機「ひかりフレッツフォン VP3000」の販売を開始した。価格は1台3万9800円。

 VP3000は、WVGAの7インチタッチパネルカラー液晶と30万画素のカメラを備えた据え置き型の製品。サイズは234×164×206mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約1.3kg。ネットワークインターフェイスは100BASE-TX/10BASE-Tの有線LANで、ACCESSのNetFrontフルブラウザーによりウェブサイトの閲覧も可能だ。SDHC対応のSDメモリーカードスロットやUSB 2.0ポートを備え、本体/外部メモリー内の画像やメールで受信した画像を表示してくれるフォトフレーム機能もある。

 NTTコミュニケーションズ株式会社が有料で提供する緊急地震速報サービスにも対応。USBポートには、別売りの「簡易緊急通報受信アダプター」(9600円)なども接続可能だ。

 NTT東西によると、VP3000は、情報通信アクセス協議会が定めるアクセシビリティを考慮した商品を示す「Uマーク」を取得しており、年配者にお勧めだという。NTT東日本では、満60歳以上に特別価格3万6650円で販売するほか、フレッツ光の新規加入者が購入する場合も特別価格3万6650円となる。同じく、NTT東日本では2台購入時は7万3300円と割安になる。

 SIerと連携してVP3000をカスタマイズすることも可能で、自治体における「IP告知端末」などとしても活用できるとしている。


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(永沢 茂)

2011/2/16 18:47