電通が米Facebookと業務提携、プレミア広告枠の独占販売など


 株式会社電通は28日、米Facebookと広告事業において業務提携したと発表した。電通が日本での公式広告販売パートナーになる。Facebookの「プレミア広告枠」を独占販売するほか、日本の広告主・媒体社向けに「Facebookページ」の制作や活用支援などのコンサルティングも行う。

 広告枠販売は、株式会社サイバー・コミュニケーションズ(cci)がメディアレップとなって展開する。また、電通とcciは、Facebookのプレミア広告枠の年間独占販売権(2月18日より1年間)を取得した。2社では、ソーシャル要素が含まれたFacebookプレミア広告枠に積極的に取り組むとしている。

 Facebookのプレミア広告では、他社の広告が同時掲載されることがないほか、「いいね!」ボタンや動画、アンケートなどを含めることが可能。友人が特定ブランドや製品に「いいね!」を付けたことを表示できるため、Facebookの利用者にとってパーソナルな、役立つ広告が配信されるとしている。

 広告主向けのコンサルティングを展開するにあたっては、米Facebookから最新の技術情報や活用事例の提供を受ける。また、米Facebookの協力も得て、Facebookの機能を最大限に生かしたFacebookページの制作にあたるという。Facebookページ(旧「ファンページ」)とは、企業や団体、ブランド、有名人などがファン向けに公式情報を公開するためのページ。ファンとコミュニケーションをとることができ、すでに企業におけるマーケティングでの活用事例も多い。


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(永沢 茂)

2011/2/28 19:53