「Goolge Goggles 1.4 for Android」公開、名刺を連絡先として認識するように
米Googleは9日、Android搭載端末のカメラで読み取った画像をもとに検索などが行えるアプリの新バージョン「Goolge Goggles 1.4 for Android」を公開した。名刺読み取り機能や検索履歴機能を強化したほか、撮影検索の結果を改良できる機能が追加された。Android 2.1以上に対応しており、Android Marketから無料でダウンロードできる。
Gogglesで最も利用頻度が高いとされる名刺読み取り機能ではこれまで、読み取った名刺をテキストとして認識していた。しかし新バージョンでは、名刺を連絡先として認識し、Android端末の連絡先にそのまま追加できるようになった。
検索履歴機能も強化され、過去にGogglesで撮影検索を行った内容を検索できるようになった。また、検索結果にメモを記入できるようになり、検索結果閲覧時に自分がその時に書いたメモも並べて表示できる。これは、調べもののためにGogglesを利用するときに便利そうだ。
Google Mobile公式ブログでは、ワインについて勉強する際に、ワインラベルの撮影検索と同時に、自分の感想をメモにして保存するといった使い方を例として挙げている。
また、検索結果を友人と共有できるようになった。この時、自分が書いたメモは共有できないが、友人に検索結果を送信する際にメッセージを追加することは可能だ。
Gogglesの検索結果自体も改良できるようになった。Gogglesで撮影したものを直接Googleで検索しても、画像認識がうまく働かない時や、Googleに適切な情報がない場合、検索結果が思わしくない場合もある。その時には、ユーザーがGoogleを補助してあげることができる。
Googleに対して、ユーザーが探している対象を明確に知らせることにより、検索結果を改良できる可能性がある。具体的には、撮影した画像の中で、自分が検索したい物体を範囲指定して選択し、その目標物を表すであろうタグを付けてGoogleに送信する。場合によっては、より適切な検索結果が得られるかもしれないとしている。これらのタグは、今後Googleが検索結果を改良するために使用されるという。
検索結果へのメモ記入機能(Google Mobile公式ブログより画像転載) | 検索したい物体の範囲指定(Google Mobile公式ブログより画像転載) |
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(青木 大我 taiga@scientist.com)
2011/5/10 12:44
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