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「ふるさと納税のApple Watchが届かない」福岡県直方市に申込者のクレーム殺到

 ふるさと納税で返礼品としてApple Watchを用意していた自治体が、期日を3カ月過ぎても届けることができず、代わって商品券を送付するという対応を発表した。

 この自治体とは福岡県直方市で、ふるさと納税の返礼品として「Apple Watch」「バルミューダ製トースター」を用意。昨年12月に約8000件の申し込みがあったものの、期日までに委託先の業者から発送できたのは1000件に満たず、窓口に苦情が殺到していたというもの。最終期限と定めた3月にも発送が完了しなかったことから、市が独自に商品券による対応を行うことになったというのが経緯だ。Apple Watchがふるさと納税の返礼品になっていることはネットでも話題になり、それらを取り上げた記事もさかんに量産されたが、最終的には同等価格の商品券に切り替わるというオチは、申し込んだユーザーも予想できなかっただろう。ちなみに同市ホームページには市長名によるお詫びが記されているが、毎日新聞の報道によると委託先の業者は市内はおろか県内ですらない佐賀県の業者だったようだ。