ビジネスに役立つAndroidアプリ

全国紙5紙を含む新聞37紙の社説やコラムが読める「社説リーダー」

オフラインに対応し、自動読み込みや取り込んだ記事の横断検索もできる

社説リーダー

 ネットのポータルサイトやSNSでは、よく読まれる最新の記事には触れやすい。しかし、社説やコラムとは距離ができがちである。そこで、もっと社説が読みたい、普段手の届かない新聞の社説も読んでみたいという方にお勧めしたいのが「社説リーダー」である。

 「社説リーダー」は、新聞のウェブサイトで公開されている社説やコラムが読めるアプリで、閲覧できる新聞は37紙となっており、実に幅広い。

 全国紙は、日本経済新聞、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞の5紙。

 地方紙は、北海道新聞、東奥日報、岩手日報、河北新報、秋田魁新報、福島民報、茨城新聞、千葉日報、東京新聞、神奈川新聞、新潟日報、北國新聞、福井新聞、信濃毎日新聞、岐阜新聞、中日新聞、京都新聞、神戸新聞、紀伊民報、山陰中央新報、山陽新聞、中国新聞、徳島新聞、愛媛新聞、高知新聞、西日本新聞、佐賀新聞、熊本日日新聞、宮崎日日新聞、南日本新聞、沖縄タイム、琉球新報の32紙。

 ニュース記事ではなく、社説やコラムに絞っているところが最大の特徴だ。日々のニュースの中で細かい事件は知らなくても、一覧のタイトルを眺めているだけで、特に政治や経済面でチェックしておきたいキーワードやテーマが把握できるだけでなく、新聞社の考え方の違いや温度差を知ることもできるというメリットがある。また、普段目にすることのない新聞の社説を読んでみるのも新鮮だ。

 起動すると、「新聞社別」「日付別」「検索」の3つのタブが現れ、「新聞社別」が表示される。まだ何も操作していない段階では、「日付別」を開いても空だが、読みたい新聞社名を一度タップすれば、その新聞社の社説やコラムが取り込まれ、オフラインでも読めるようになる。日付別で読み込まれる記事の量は、初期設定では14日分だが、最大保存日数は設定で変更できる。実用的かどうかはわからないが、3桁は指定できるようだ。1年分保存できれば、データベース代わりに使うこともできそうである。

 取り込まれた社説やコラムから、特定の話題を横断的に拾い上げられるキーワード検索は便利だ。検索履歴からの再検索も可能で、履歴上のキーワードを指定すれば、2回目移行は1タップで検索可能だ。ただし、英数字は全角で指定しないとヒットしない可能性が高いので注意したいところだ。

 どの新聞社を取り込んでいるかは、「設定」の「取り込み対象の新聞社」で確認できる。メニューボタンから「一括取り込み」を指定すれば、指定済みの新聞社分をまとめて取り込めるので、合わせて使うと便利だろう。また、指定時間に自動的に取り込む機能も用意されている。

起動時の「社説リーダー」。新聞名が並ぶ
「日本経済新聞」の社説例
「日本経済新聞」のコラム例
「日本経済新聞」の社説の表示例
さまざまな新聞を選択した場合の社説一覧
「検索」タブ。履歴から再検索できる
「TPP」で横断検索した例。メニューボタンからすべて既読にできる
メニュー
「設定」画面
アプリ名社説リーダー(1.43)
対応OSAndroid OS 1.6以上
価格無料
URLhttps://play.google.com/store/apps/details?id=jp.amz.android.editorial

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。