ビジネスに役立つAndroidアプリ

勤怠を手軽に記録できる「タイムカード Pro」

アプリ名タイムカード Pro(Ver.1.7.1)
こんなときにタップするだけで出勤と退勤を記録したい
対応OSAndroid OS 2.1以上
価格120円(広告が表示される無料版もあり)
販売K.O
URLhttps://play.google.com/store/apps/details?id=jp.ne.app.kintai.pro.activity

複数の勤務パターンを使い分けつつ、勤怠を管理できる

 オフィスにはタイムカードがあり、毎日押すだけでスタンプされるが、新しい出向先にはない。毎日手帳に手書きするのは手間だし、メモし忘れてしまうこともある……こんときに役立つのが、ウィジェット機能ももったタイムカードアプリだ。

 「タイムカードPro」は、ボタンをタップするだけで、出勤、退勤の時間を簡単に記録し、労働時間から賃金も計算できるアプリだ。ウィジェットも用意されているので、アプリを起動しなくても、すぐ記録できる。Twitterとの連携や、SDカードへのバックアップや復元も可能だ。

「タイムカード Pro」(広告が表示される無料版もある)
ウィジェットは2サイズ用意されている

 起動画面には大きく「出勤」「退勤」と書かれたボタンがある。このボタンをタップすることで現在時刻を記録できるが、「現在の時刻を使用する」のチェックを外すと、任意の時間に変更して記録することも可能になる。備考入力欄もあり、月次リストに反映される。

 「31」と書かれたアイコンからは、「月次リスト」を表示できる。勤務状況を月ごとに一覧で表示できるだけでなく、勤務形態が頻繁に変わる場合でも、当月の累計時間を勤怠設定ごとに確認できる。また、設定済みのメールアドレス宛に、当月の勤怠情報をカンマ区切りでメールとして送信することもできる。

 初期状態でも時刻の記録はできるが、残業時間や賃金の自動計算もしたいときは、あらかじめ勤務体系パターンを登録しておくと、勤務時間から労働時間や給料を計算してくれる。勤務パターンの登録は、スパナのアイコンから起動する「設定」の「基本設定」と「就業パターン設定」で行う。

 「基本設定」は、軸となるパターンを登録するといいだろう。始業時刻、就業時刻、休憩時間といった勤務体系に加え、支払い単位や締め日などの賃金設定、メール送信機能の設定が可能だ。夜勤やシフト勤務など、変則的な勤務は「就業パターン設定」を使うといいようだ。ここで作成した情報は、「月次リスト」で特定の日を指定し、「パターン反映」するときに個別に指定できる。

 時間の修正は、直接時間を変更する方法と、登録済みの就業パターンや、シフト勤務など、設定済みの勤怠をそのまま反映する方法が用意されており、いずれも「月次リスト」で行う。紙にスタンプするタイプのタイムカードは、一度使ったら修正しにくいが、このアプリなら、現在時刻を記録しつつ、忘れた日があっても、後日フォローできるところが魅力だ。

 遅刻した日の扱いなどは利用者の良心にゆだねられるところだが、在宅ワーカーなら、勤務時間を簡単に記録してまとめやすい。労働時間から賃金を推定したいという時にも役立つだろう。

「月次リスト」。自分の勤務体系に合わせて、祝日や反映する曜日、表示項目などの選択が可能
修正したい日を選択すると、始業時刻、就業時刻、休憩時間、深夜の休憩時間の変更ができる
「月次リスト」の目のアイコンからは、勤務パターンごとの集計も見られる
「月次リスト」のメニュー
起動画面のメニュー
勤務時間の「基本設定」
「基本設定」で賃金設定をしておくと、賃金計算ができるようになる
登録したパターンは、月次リストでの修正で反映できる

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。