iOS 6とGoogleマップを切り替えて利用できる「ストリートビューワ」


アプリ名ストリートビューワ(Ver.1.8)
こんなときにGoogleマップのストリートビューが使いたい
価格85円
販売Takeshi Dodo (C)mymapplus.com
URLhttps://itunes.apple.com/jp/app/id491629584

Googleマップでストリートビューと地図を同時に表示。電子コンパスも使える

 iOS 6リリースから約1カ月。そろそろ自分なりの代替地図アプリが絞り込めてきた時期だろうか。今回は新たな選択肢の1つとして、「ストリートビューワ」をご紹介する。

 この「ストリートビューワ」は、iOS 6とGoogleマップの両方を切り替えて使用できるのが最大の特徴。起動時にはiOS 6のマップに現在地を表示するが、画面左の「G」アイコンをタップすると、表示がGoogleマップに切り替わる。現在地の表示以外には、電子コンパスと地図の自動回転、交通量表示、指定地点の住所表示、検索、ストリートビューが利用できる。

 ドラッグで表示エリアを変更できる点は一般的な地図アプリと変わらないが、タップした地点に十字のカーソルが表示される。ここで画面左下の「Street View」をタップすると、カーソルが示す地点にGoogleマップでおなじみのペグマンが現れ、その地点のストリートビューが表示される。ストリートビューは地図と同時に表示でき、ストリートビュー内での移動も可能となっている。また、画面左上の「住所」をタップすると、カーソル地点の住所を表示できる。

 地図の拡大縮小は、画面左のジョグダイヤルを用いる。ピン操作に比べると少々慣れが必要かもしれないが、素早い変更が可能だ。

 電子コンパスを用いた地図の回転は、画面下の「地図回転」のタップでオンオフを切り替える。回転を有効にすると、端末を向けている方向が常に地図の上に来るよう自動的に回転する。実は拡大縮小に用いるジョグダイヤルにはコンパスも表示されており、「地図回転」のオンオフに関わらず常に動作しているので、いずれの場合も方角は確認できるようになっている。

 検索では住所、地名、キーワードが使え、検索結果には赤いピンがドロップされる。現在地からピンまでのルート案内機能はないが、比較的短距離の移動であれば、現在地とピンを同時に表示しながらの移動が可能だろう。

 「設定」ではジョクダイアルの感度調整や、左手用、右手用といった、利き手に合わせたレイアウト変更、画像、衛星写真、画像+衛星写真といった地図タイプの指定が可能となっている。

 ルートの検索や案内機能を重視する方には物足りないかもしれないが、特定の地点のストリートビューでの確認や、駅から周辺の目的地を目指すといった用途が多い方には活用し甲斐がありそうだ。

起動時の「ストリートビューワ」。iOS 6のマップに現在地が表示される。画面左の「G」をタップするとGoogleマップに切り替わるタップしたところに十字カーソルが移動する
「Street View」を選択すると、十字カーソルの位置のストリートビューが見られる「地図回転」を有効にすると地図が回転するストリートビューはフルスクリーンでも見られる目的地を住所で検索
設定で「右手用」にすると、ジョグダイヤルが右側に移動する残念ながらルート検索はできないが、画面に表示できる範囲で確認は可能「交通」をタップすると道路の混雑状況が分かる「設定」画面



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2012/10/17 06:00


すずまり
プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。
睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。