ビジネスに役立つiPhoneアプリ
iPhone内の写真の整理や共有に悩まなくて済む「Scene」
(2014/4/2 06:00)
アプリ名 | Scene ありそうでなかった、写真アプリ(Ver.2.1) | |
こんなときに | 溜まる一方の写真や動画、うまく整理したい | |
価格 | 無料 | |
配布 | Ripplex, Inc. | |
URL | https://itunes.apple.com/jp/app/scene-arisoudenakatta-xie/id688109786 |
写真や動画を日付で整理。共有用の合い言葉付きWebアルバム作成機能も
生活環境が変わるシーズン。iPhoneのカメラで撮影する機会もぐんと増えるはずだ。そこで、取り溜めた写真や動画の整理に便利なアプリ「Scene ありそうでなかった、写真アプリ」(以下、Scene)をご紹介する。
iPhoneでも「写真」を開き、その中の「写真」を選ぶと、撮影日や場所で分類されているのを確認できる。「アルバム」を選べば、任意のアルバムを作成してまとめることも可能だ。しかし、写真の選択では画面を延々スクロールしたり、特定の位置に戻るのが大変だったりして、決して使い勝手がいいとはいえない。素直にカレンダーで選択できたらいいのにと思う方もいるはず。また、まとまった量の写真の共有に悩んだ方もいるはずだ。メモリカードはないし、相手によって環境やリテラシーに差があると見せるほうは大変である。
そんなときに便利なのが「Scene」である。見る、分類する、共有するの3点をバランスよくカバーしており、目的の写真を探しやすく、かつ共有しやすいアプリなのだ。
写真を見やすく整理してくれる
写真の整理だが、アプリをインストールするだけで写真や動画が日付別に分類される。見た目はiPhoneのカメラロールの途中に日付が入っただけにも見えるが、高速スクロール用の「スマートスライダー」を備えているところがポイント。スライダーに表示される日付を見ながら画面をスクロールできるため、目的の日付に移動しやすいのだ。
サムネイル中の日付を選択すると、ビューがカレンダーに変わる。日付ごとにサムネイルが表示されており、目的の日を選択すると該当する日付の一覧に戻る。その日だけ表示するのではないため、日付にジャンプしやすいショートカットのような役割と考えればいいだろう。
写真と動画の両方を表示でき、動画は再生も可能。写真は「写真情報」を開くと、撮影日時、カメラの名称、シャッタースピード、F値、ISO感度、フラッシュ、レンズ焦点距離。ホワイトバランスといった情報が分かる。
さらに「撮影地」タブでは地図が表示され、タップすると地図アプリが起動し、具体的な撮影場所まで調べられる。通常はオリジナルのマップが起動するが、「Googleマップ」も起動できるようだ。iPhoneで写真の位置情報を有効にしてあれば、いつどこで撮影されたものかがすばやく確認できるため、写真をお店や訪問先などの場所のメモ代わりにも使えるというわけだ。
アルバムに分類している場合は、どのアルバムに保存しているかも教えてくれる。「Scene」ではアカウントを登録すると、複数のデバイスでアルバムを共有できるようになる。このため、「保存先」ではどの端末に保存されているかが確認できるようになっている。
ドラッグ&ドロップでアルバムを作成
「Scene」では、すばやくアルバムが作成できる編集モードが用意されている。スライダー付きの一覧から複数の写真を選択し、長押しからのドラッグ&ドロップで一気に放り込めるため、大量の写真も一瞬でアルバムにできる。サムネイルは小さいがその分複数選択時の指の移動は少なくて済むため、操作性はとてもいい。(ただし動画は保存できない)
現時点では、「場所」という切り口から選択できないので、特定の場所で撮影された写真だけまとめて見たいときなどもアルバムにまとめるといいだろう。
ちなみに、パソコン用のアプリ「Scene Connect」を使うと、パソコンの写真を取り込めるという(無料アカウントなら3000枚まで)。
共有アルバムなら、誰にでも見せられる
写真の共有機能は、ある意味一番見逃せないポイントかもしれない。
共有アルバムには最大1000枚まで写真を登録でき、タイトルやカバー、合い言葉を設定することで、独自のURLを発行できるのだ。つまり、簡単にWebアルバムが作成できるというわけである。この共有アルバムは、単独で作成することもできるが、既存のアルバムをまるごと共有アルバムとして公開することもできる。
アルバムのURLはメール、LINE、SMSに送れる。写真の追加や編集などの管理方法についても設定できるうえ、フィーチャーフォンからも閲覧できるという。これなら添付ファイルのサイズで悩む必要もなければ、デバイスの違いに悩むこともないだろう。
「Scene」を使うと写真をうまく活用できるだけでなく、それまで見ることのなかった過去の写真を懐かしく楽しむことができるかもしれない。