全国紙からローカル紙まで社説をまとめてチェックできる「社説リーダー」


アプリ名社説リーダー(1.6)
こんなときに新聞の社説をまとめて読みたい
価格無料
配布Masayoshi Yamashita (C)2012 ymstmsys.
URLhttp://itunes.apple.com/jp/app/id491889991

34紙の社説やコラムが読める

 ウェブで新聞記事を読むと、多くの人が話題にする注目度の高いものに偏りがちだ。特にポータルサイトやSNSなどの記事配信サービスを利用していると、新聞の社説やコラムに触れる機会は極端に減る。社説には各新聞社のスタンスが反映されるため、社によって論調が異なる。普段はあまり気にしなくても、国内の政治や経済、世論等に大きな動きがあったとき、各社がどう報じるか気になることもあるだろう。そんなとき、1紙ずつチェックするのは大変だ。そこで便利なのが、オンラインで社説のまとめ読みが可能な、社説専用リーダーの「社説リーダー」である。

 扱う新聞はウェブサイト上で社説を公開しているものに限られるが、全国34紙と幅広い。全国紙としては、日本経済新聞 (春秋)、読売新聞、朝日新聞 (天声人語)、毎日新聞 (余録)、産経新聞 (産経抄)の5紙をカバーしている。

 地方紙は、北海道新聞 (卓上四季)、東奥日報 (天地人)、岩手日報 (風土計)、河北新報 (河北春秋)、秋田魁新報 (北斗星)、福島民報 (あぶくま抄)、茨城新聞 (いばらき春秋)、東京新聞 (筆洗)、神奈川新聞 (照明灯)、新潟日報 (日報抄)、北國新聞 (時鐘)、福井新聞 (越山若水)、信濃毎日新聞 (斜面)、岐阜新聞 (分水嶺)、中日新聞 (中日春秋、夕歩道)、京都新聞 (凡語)、神戸新聞 (正平調)、紀伊民報 (水鉄砲)、山陽新聞 (滴一滴)、中国新聞 (天風録)、徳島新聞 (鳴潮)、愛媛新聞 (地軸)、西日本新聞 (春秋)、佐賀新聞 (有明抄)、熊本日日新聞 (新生面)、宮崎日日新聞 (くろしお)、南日本新聞 (南風録)、沖縄タイムス (大弦小弦)、琉球新報 (金口木舌)の合計29紙となっている。

 読みたい社説を一括取得しておくと、オフラインでも読める。一覧からさかのぼれる社説やコラムは、当日から13日前まで。新聞社別、日付別で切り替えられるタブが用意されているので、特定の新聞の社説だけをまとめ読みしたり、日付毎に複数の社説を読むこともできる。愛読していた故郷の地方紙がある方なら、どこにいても読めるというわけだ。キーワード検索機能もついているので、特定のワードについてどの程度触れられているか、同じテーマでも新聞社ごとにどう違うかなどが読み比べられる。

 表示した社説やコラムを保存することはできないが、右上のアクションボタンから、改めてブラウザで閲覧できるほか、Twitterでツイートしたり、公開されているウェブページのURLをコピーできる。ここ最近は大きなニュースが多い。各紙がどのように論じるか、チェックしてみると面白いかもしれない。

社説リーダー(新聞社別)日付別一覧6月13日分の社説一覧の例。社説とコラムを切り替えられる


新聞社単位の社説一覧の例記事自体はテキストのみの表示となる右上のアクションボタンをタップすると、ブラウザでオリジナル記事を表示したり、ツイートしたりできる


新聞社の並べ変えなどができる設定画面社説やコラムを取得したい新聞社を選べる社説とコラムのいずれかを取得するかも指定できる



関連情報

2012/6/20 06:00


すずまり
プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。
睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。