ビジネスに役立つiPhoneアプリ

指定地域の熱中症危険度を通知してくれる「熱中症アラート:お天気ナビゲータ」

アプリ名熱中症アラート:お天気ナビゲータ(Ver.1.1)
こんなときに熱中症を避けたい
価格無料
配布Japan Meteorological Corporation
URLhttps://itunes.apple.com/jp/app/re-zhong-zhengarato-o-tian/id836424089

熱中症の危険を指数で提示。指定レベル以上でアラートも出せる

 今年も暑い季節がやってきた。ぼちぼちとニュースになるのが熱中症である。つい仕事や遊びに夢中になって熱中症の危険性を忘れがちな方、飲み過ぎや睡眠不足など、体の疲れを感じている方、もう少しがんばれるとついムリをしがちな方、最近汗をかきにくくなってきた、のどが渇きにくくなったと感じている方、エアコン冷房が嫌いで、暑さを我慢してしまうという方は要注意。そこで今回は「熱中症アラート:お天気ナビゲータ」(以下、熱中症アラート)をご紹介しよう。

熱中症アラート:お天気ナビゲータ

 「熱中症アラート」は、 アプリを起動すると「てなびん」という独自のキャラクターが、指定地域における熱中症の危険度を教えてくれるアプリだ。通知機能を備えるため、アプリを起動しなくても指定エリアで危険度を増したときにポップアップで知らせてくれるのが特徴。基本的には最初に「設定」で地域や通知レベルを設定しておけば、通知を見るという使い方が多いだろう。

 起動すると、気温、湿度のほかに、熱中症指数によって指定エリアの熱中症危険度が表示される。熱中症指数は、湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温をもとに算出されており、90~(かなり危険)、70~(危険)、50~(警戒)、30~(注意)、0~(ほぼ安全)の5段階に分けられている。データは10分ごとに更新され、過去24時間分の指数の変動も見られる。

 熱中症の危険は盛夏だけの問題ではなく、実はすでに始まっている。ゆえにまだ大丈夫、自分は大丈夫という「油断」につながる。通知されることで「熱中症」を意識させ、状況にあった対策をしておこうという気にさせてくれるのが、このアプリのメリットといえよう。

 とはいえ、いくら危険だといわれても外での作業がなくなるわけではないし、スーツの上着が脱げないシーンも多いはず。アラートがでたら危険を意識しつつ、こまめに休む、水分補給を怠らない、帽子をかぶるなど対策を忘れずに。

アプリを起動していなくても通知される
アプリを起動すると、気温、湿度、熱中症指数の変動などが分かる
設定画面
あらかじめ通知レベルを指定しておこう

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。